朝夕は肌寒ささえ覚える日が多くなった。急激に秋の到来を感じる。
藝術の秋にふさわしく、今日は午前中は横浜高島屋で開催されている「ユトリロ展」に出かけた。
『パリの詩情溢れる風景を描き続け、”モンマルトルの画家”といわれたモーリス・ユトリロ(1883~1955)の生誕130年記念の回顧展を開催します。少年時代、アルコール依存症のリハビリとして絵を描くようになったのが、この道に入るきっかけでした。その才能は瞬く間に開花し、数々の名作を世に送り出します。その一方でアルコール依存症の影響や近親者たちとの葛藤から、多くの悩みを抱えることになりました。彼にとって、絵画表現は自らの孤独な魂の救済であったかもしれません。本展では、初期から絶筆までの。40点以上の日本初公開作品を含む70余点を一堂に展覧。傷つきながらも純粋な魂を表現したユトリロの全貌をご紹介します。』 パンフレットより
会場に入って多くの人出にまず驚いた。そして出品作品の多さにもびっくりした。
ユトリロの白の時代はよく知られているが、少し状態が穏やかになって、徐々に美しい色が加わっていく様子や、その作品は見るのが初めてのものが多く、とても有意義な美術鑑賞になった。
そして、午後からは週1回の美術講座だった。
北方ルネサンスの巨匠たち(2) -王宮と宗教改革の藝術家ー
ホルバイン 南ドイツのアウクスブルクに1497年ごろに生まれ、ペストにより1543年にロンドンで没す。
ルネサンス期のドイツの画家で、バーゼルやロンドンなどで活躍。国際的に活躍した肖像画家で、木版画シリーズ『死の舞踏』の作者としても知られる。後にロンドンに渡りイングランド王ヘンリー8世の宮廷画家となり、英国王の肖像画を始め宮廷関係者たちの肖像画を多数制作する。その時描いた、現在ロンドンにある《大使たち》は、ホルバインの代表作になっている。
今日は肖像画が多かった。
最後の時間に、大手画材会社「ホルベイン」の広告、絵画にまつわるクイズは緊張して楽しかった。