このところめっきり秋らしくなって、空や雲も美しく、秋の日射しを浴びて、通学路や、大学構内で返り花(デェイゴ・金糸梅)を時々見かけた。
今日から鎌倉女子大学の新しい講座が始まった。この特別講座は応募人数が多かったせいもあるが、200人の会場はほぼ満席の盛況だった。
特別講座:和辻哲郎の世界観 「この特別講座では、日本の思想と西洋の思想を融合させ、風土の主体として時間的だけでなく空間的な人間考察を行った倫理学者和辻哲郎に焦点を当てます。急激な近代化の押し流され、我々はまさに文化的な「流浪の民」になりつつあるのかもしれません。近年のさまざまな災害や国際的な摩擦は、我々の環境や風土について問いなおすきっかけともなりました。今一度、和辻理論学を通して人と環境のかかわりが織りなす文化について考えてみたいと思います。」(講座プログラムより)
第一回 和辻哲郎の倫理学について 講師:鎌倉女子大学教授 竹内整一氏
1.和辻哲郎の倫理学 人間とは「世の中」であるとともにその世の中における「人」である。だからそれは単なる「人」でないとともにまた単なる「社会」でもない。
2.あわい 「合う」の連用形 人間は個人であり、社会である。
3.R・ベネディクト『菊と刀』の「恥の文化」
4.人間存在の学としての倫理学
最初は、何と難しいと思ったが、講座が終わったころにはなるほどと納得することが出来た。
夫も一緒に受講していたので、「きじま」でランチをした。お刺身のそれぞれが美味しかった。
家の近くの彼岸花(曼珠沙華)が咲き揃った。