前回は四番札所の金昌寺まで回ったから、今回は五番札所からである。西武秩父駅からバスにのると乗客は私一人であった。貸切のようなバスで語歌橋バス亭まで行き、そこから歩き始める。今日のコースの途中に寺坂棚田がある。埼玉県一の棚田ということで、もう3回来ている。四季折々風情を変える棚田、今回は稲の刈り入れ時期であろう。こんな田園の風景を見られることも、巡礼の楽しみの一つである。
各お寺を回っていて、車での巡礼者を見かけることも多い。札所に車で乗りつけ、シュートパンツにサンダル履きの男性が何冊かの御朱印帳を持って納経所に向かう。ご朱印をもらうとまたそそくさと車に乗って次ぎの札所に向かう。こんな様子を見るにつけ、車での巡礼に何の意味があるのだろうと思ってしまう。34個のご朱印を集めたからと言って、何のご利益も無いであろう。ただ集めたという満足感だけである。そもそも巡礼は34ヶ所を歩き通すという目標を持って歩るく。その間の努力、その間に出会う様々な景色、その間に向き合う自分の内面、そして歩き通したことでの達成感や健康への自信、そんなものが巡礼でのご利益だろうと思う。日常を脱して非日常の世界を体験するには、車という手軽な手段は使うべきではないように思う。
西武秩父駅から語歌橋バス亭で下車
札所五番に向かう
五番 語歌堂(ごかどう)
「お札禁止」にもかかわらずビッチリ貼られた千社札
五番の納経所 長興寺へ
長興寺
ご朱印をもらう
行く手に武甲山
寺坂棚田
彼岸花が咲き始めた
寺坂棚田
六番へ
六番 ト雲寺(ぼくうんじ)
ト雲寺
七番へ
七番 法長寺
歩いての巡礼者は女性の方が多い
七番 法長寺
横瀬川
八番へ
左に曲がると西善寺
八番 西善寺
樹齢600年といわれるコミネカエデ
カエデの樹があったからそこにお寺を建てたか、お寺を建ててカエデを植えたのか
どちらにしても両方600年程度の時間が経っていると、住職
西武線の鉄橋
九番へ
武甲山の石灰岩を原料に、三菱マテリアルの横瀬工場
九番 明智寺
自家用車での参拝者も多い
十番へ
十番 大慈寺
大慈寺
国道299号線
十一番へ
十一番 常楽寺
今日はここまで、西武秩父駅へ
西武秩父駅
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