2月21日のテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」で、加藤登紀子さんをゲストに迎え、「百万本のバラ」にちなんだエピソードをいろいろ紹介してくれた。ロシアによるウクライナへの侵攻から丸2年も経つが、未だ停戦の兆しは全く見えず、泥沼の戦争状態が続いている。加藤さんは、ロシアとウクライナ両国と深い縁があり、音楽を通じたウクライナ支援を続けているという。
「百万本のバラ」は、もともとラトビアの歌謡曲を原曲とするロシアの歌謡曲で、歌詞の内容は、ジョージア(旧グルジア)の画家ニコ・ピロスマニがマルガリータいう女優に恋したという逸話に基づいており、ラトビアの作曲家が書いた曲に、ロシアの詩人がジョージアの画家のロマンスをもとに歌詞をつけ、モスクワ生まれの歌手が歌うという多様な民族の芸術家が絡んでいるソ連ならではの歌ともいえるという。加藤さんは、自分でもともとのストーリーを忠実にわかりやすい訳詞を付けて歌ったようである。
原曲を生んだラトビアの首都リーガを旅行したのは、2010年9月、原曲の舞台となったジョージアの首都トビリシを旅行したのは、2013年5月のことであった。共に旧ソ連圏の国であるが、世界遺産等どちらも観光資源が多く、見どころも満載の魅力ある都市であった。トビリシを訪問した時は、たまたまジョージアの独立記念日であったので、いろいろな戦争関連のイベントや歌や踊りのパフォーマンスを見ることもできた。ラトビアは、エストニア、リトアニアとともにバルト三国に一つであるが、リーガ自体とても美しい街並みであった。「百万人のバラ」はよく知っている曲であったが、ラトビアやジョージアとの関係はこの番組で初めて知った。訪問したことがある国や都市がテレビで取り上げられると思い出がよみがえり嬉しい気分になる。
「百万本のバラ」(加藤登紀子): https://www.youtube.com/watch?v=wOq-gV8dNPw
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