2001年9月11日のアメリカ同時多発テロからもう20年も経つというから、光陰矢の如しである。日本人24人を含め、2977人が犠牲になったが、アメリカン航空2機、ユナイテッド航空2機が同時にハイジャックされ、内2機がワールド・トレードセンターに突入し、建物を崩壊させたシーンはテレビでもライブで放映されたので、生々しい記憶がよみがえる。
あの惨事から20年も経つが、2001年には海外旅行に7回(業務出張4回、プライベート3回)も出かけていた。8月にカナダのエドモントンでの世界陸上、同時多発テロ以降では、9月にカナダのバンクーバーでのインターライン卓球大会、10月にはインドネシアのバリ島に親戚の結婚式に参加していた。今考えてみたら、恐ろしい事件の直後にもかかわらずよく海外旅行に出かけていたなという思いである。9月の卓球大会には、デルタ航空が参加予定であったが、テロ事件のため、参加できなくなった。また、翌年、デルタ航空主催によりアトランタで大会が予定されていたが、テロ後遺症で大会が中止となり、それ以降、1980年から22回も続いた大会が中止の憂き目にあうという苦い経験を持った。その意味では、我々の楽しみを奪った忌まわしい事件でもあった。
20年前は、まだ若かったこともあるが、海外に年7回も出ることができた古き良き時代であったことは間違いない。今や、コロナ禍で海外旅行がままならない時代となってしまったことは残念な限りである。これからの海外旅行は一体どうなるのであろうか?海外旅行が自由にできる時代にはまだ数年かかるような気もする。年も年なので、早く海外旅行が解禁されることを願ってやまない今日この頃である。