花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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雲海を抜け 出水のツルを観察 2018/01/18 (鹿児島)

2018-01-19 16:08:10 | 自然観察
1月18日(木)、肝付町からのロケット打ち上げが成功。
前日の雨が発生させた雲海を抜けて出水市へツル観察に出かけました。

テレビ朝日 グッドモーニングのニュース (以下の画像は1月18日撮影)


自宅から見た東空 6時54分


ロケット打ち上げは6時6分、撮影したのは6時54分です。日の出は7時17分、すでに空は明るさを増して雲は白く見えていました。この雲が珍しい「夜光雲」であったことが後で判りました。

もう少し早い時間帯であれば色づいて見えたことでしょう。直線的な飛行機雲に比べると、子供が適当にクレヨンで描いたような不思議な模様でした。

八重山系から見た薩摩川内市の雲海 9時38分


9時過ぎに出かけて入来峠で左折、西側の城山ゴルフ倶楽部方向へおよそ5km。鹿児島大学の放牧地北側に雲海が広がっていました。少しずつ霧が晴れ、小高い山が島のように見えています。

内之尾棚田 10時9分


入来峠方向に引き返し、途中から北側の入来ダム方向に狭い道を下りると内之尾棚田があります。3月下旬には棚田近くに山桜が咲いてきれいです。

日の丸交差点周辺は霧の中 10時32分


大馬越小学校付近から北側は霧が残っていました。水田地帯に車を止めて立木を撮影したものの、思ったように霧の雰囲気が表現できませんでした。

東郷町の川土手と青空 11時14分


近くの園児たちが川土手で凧揚げ、そり遊びを終えて園に帰るところのようでした。

ようやくツル観察センター(出水市荒崎)着 12時11分


寒い朝には花びらに霜が付く山茶花の生垣が駐車場にあります。雲海に見とれて寄道し、1時間半ほど寄道をしてしまいました。平日とあって観光客の車がぼつぼつでした。

ここ数年は鳥インフルエンザの発生でツル保護地区の防除体制が特別に強化されていたため、不要不急のツル撮影に出かけることを遠慮していました。

案内看板 4か国語で表示


東干拓地のツル監視所


荒崎地区とは別に東干拓地にも広大な保護区が設置されています。監視所には野鳥撮影の愛好家が集い、珍しい野鳥の情報などが得られます。野鳥の観察、撮影に興味がある人はぜひ訪れてください。

清掃センター近くに集まっているナベヅル


こちらはマナヅルが多い


軽くひと飛び 保護区内へ移動するマナヅル


今季のツル飛来数は15,360羽と発表されています。

2018年1月6日 今シーズン最後の羽数調査
ナベヅル 11,039
マナヅル  2,527
クロヅル  8
カナダヅル  7
ナベクロヅル  9
合計 13,590羽

2017年11月25日 第3回羽数調査
ナベヅル 14,907
マナヅル 434
カナダヅル 7
クロヅル 7
ナベクロヅル 5
合計 15,360羽

飛来羽数調査は6回行われ、その中での最大値が飛来数とされます。
ツルの種別で見るとナベヅルは11月の方が多く、マナヅルは1月が多くなっています。
実質的には種別に多い方の数値を合計した17,000羽程度と思われます。

マイカー規制

1月27日(土)、28日(日)
2月17日(土)、18日(日)
社会実験のため8時半から16時にかけてツル越冬地へのマイカー規制が行われますのでご注意ください。

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