花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

カメラ散歩 日置市の遠見番山 2024/05/24(鹿児島)

2024-05-24 21:35:47 | 自然観察
5月24日(金)見晴らしの良い、吹上浜ビューポイントに立ち寄りました。

遠見番山(とおみばんざん) 案内板 以下の画像は5月24日に撮影




日置市東市来町湯田にあり、南から西方向に円弧状の吹上浜と東シナ海が一望できます。

公共事業が盛んだった頃に、自然公園として整備されました。国道3号線の消防学校交差点を南側へ、車で3分ほどです。

駐車場とトイレが整備されている


公園の遊具はすでに撤去され、所々にベンチが残る程度です。

地元有志が見晴らしを良くするため、一部で立木伐採作業を進めているとの報道がありました。

駐車場から東側へ登る階段道


急勾配ではありませんが雨の後は滑りやすく、足元が不安な方は無理に上がらない方が良いと思います。

駐車場のすぐ前からも、南側の眺望が確保されています。

山頂部から見る北側 すぐ下の総合運動公園が見える


東側の立木が伐採されると桜島も見えそうです。木製の柵などが一部置かれていたので、今後も整備が続くのかもしれません。

山頂部の大岩


大岩に上がってみましたが、すぐ下に竹林があり見晴らしは今一つ。ケガの心配をしただけで・・・無駄なことでした。

吹上浜は・・・視界不良


条件が良ければ砂浜が円弧状に見え、その先には野間岳もはっきり見えます。

手前の立木がかなり伐採され視界が確保されていましたが、すぐ手前の竹が新芽を伸ばして視界を邪魔し始めていました。

江口浜海浜公園 その左手にある江口蓬莱館はここからは見えない


半農半漁の昭和30年代を知る身にとっては、驚くほどの発展を遂げた地域です。

当時の漁船は川に繋がれ、大きな船はコンクリート斜面に引き上げられていて、このような港は想像もつきませんでした。

地元出身の衆議院議員宇田国栄氏(1903 - 1988)の力が大きく働き、他に先んじて発展したと噂されていました。

江口漁港


先にできたのが左側、その後右側へも拡大されチリメン加工場もできました。

左側が漁協建物


中学校同級生の漁師が海上での漁船事故で亡くなり、30年近くが過ぎました。

元気な頑張り屋で、当時の日置郡日吉町から川辺郡知覧町の薩南工業高校までバイク通学していました。

自分の好きな地質工学分野を勉強したいと、片道1時間半ほどもかけての通学でした。

東京で就職、数年後に父親が病気のため仕事をやめて帰郷、漁師になってからも研究熱心でした。

良い人ほど早死にするとも言われますが・・・良いことばかりでもない男でしたが・・・江口に来ると彼を思い出します。

天候の良い日や、逆に荒れ模様の日など特別な風景が写せそうな場所です。

海浜公園や物産館の江口蓬莱館から少し足を伸ばして、遠見番山からの景色も楽しんでみてください。

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