龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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デザインフェスタ42(東京ビッグサイト)に行ってきた。

2015年11月30日 22時07分49秒 | ガジェット

2015.11.21(土)、11月吉例顔見世大歌舞伎の昼講演を観た後、ちょっと時間があったので何かイベントはないかと探してみたら、「デザインフェスタ」なるものが東京ビッグサイトで19時までやっている、というのでいってみた。

歌舞伎が伝統的でかつ大がかりな様式美の極致だとすれば、このデザインフェスタというのは本当にオモチャ箱をひっくりかしたようなアクセサリー・玩具・デザイングッズ・絵画・バンド・おもしろグッズに溢れていて、全く対極的な楽しさだった。

デザインフェスタ42出展者
http://www.designfesta.com/exhibitors/introduction/jp/list.php?vol=42


こんなきれいな宇宙のイメージのガラスとか

こんな食品サンプルのオモチャとか

1000店以上の出展があったと思う。まあとにかく可笑しいぐらいいろいろなものが並んでいた。竹とんぼもあれば、キャラクターデザインバッグもあるし、ペンダントもぬいぐるみも、金属工芸品も、茶碗も墨絵も貼り絵も、ピアスもペンダントもなんでもござれだ。

時折、美術系大学のゼミも出展しているのだが、意外に他と比べてクオリティが今ひとつのところも多く(つまりは素人っぽい)、それなりに水準の高い「プロ」がお店を出している、ということでもあった。私が購入したのは、食品サンプルのお店のミニパフェ。聞けばフダンは食品サンプル加工業をしている正真正銘のプロで、こういう出店は半ば趣味らしい。

さてだが、そのバラエティ溢れるオモチャたちなのだが、ふと我に返ってみると、歌舞伎とは対極的な「イマモノ」なのに、どこか均一化され、ある意味様式化された「流通するイメージ」に収斂していく感じも抱かされる。

この国はまことに「様式美」のクニなのだ。

ちなみに、吉例顔見世大歌舞伎の昼公演は、圧倒的に海老蔵の「若き日の信長」(大佛次郎作)が面白かった。まあ、信長という破天荒なキャラの人情話っていうのは、海老蔵の「リアル」メチャクチャなキャラとかぶってイメージが膨らみやすいってこともないではないのだろうけれど、とにかく芝居が楽しい。それに比べると染五郎(ファンなんですけどね)の敦盛は、ちょっと難しい役ということもあったのかもしれないけれど、華が今ひとつ、という印象だった。
偉そうに書いているけれど、自慢じゃないが歌舞伎は全くの素人です。

でも、フラッと立ち寄ってどちらも楽しめるのは、このクニにはそういうものを楽しめる「様式化」という種類の「教養」があるからなんだなあ、と思った次第。

年に2回開催されるというデザインフェスタ。こういう小物雑貨が好きな人は、要チェック、かと。


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