龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCのファンです。
いわきFCの応援とキャンプ、それに読書の日々をメモしています。

駱駝の瘤 通信14号が届いた。

2017年10月14日 23時24分44秒 | 大震災の中で
駱駝の瘤 通信14号2017年秋

という同人誌が届いた。小説家秋沢陽吉、俳人五十嵐進、研究者・歌人澤正宏など福島県内在住の文学に携わる人々が毎号編集同人制で発行している雑誌だ。東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故以後の福島が置かれている状況に対しても積極的に発信を続けている貴重な媒体の一つでもある。

私は、いわきから発信を続けているバイウィークリーの「日々の新聞」とこの『駱駝の瘤』に励まされながらなんとか息を継ぎつつ暮らしている(ようなものだ)。

今回の号では、秋沢陽吉の評論『これは人間の国か、福島の明日』で展開されている開沼博批判にまず目がいった。

ちなみに、私自身の考えはこちらを参照してください。

(http://blog.goo.ne.jp/foxydogfrom1999/s/%E9%96%8B%E6%B2%BC%E5%8D%9A)


開沼博は今福島にとってどんなにひどい存在なのか。それを丁寧に検証してくれている。

誰からが福島の中からこれをやらなければならないのだが、その仕事を秋沢氏はやってくれている。
なぜ開沼博的言説が成立・流通してしまうのか、はくだらない問題かもしれないけれど、無視はできない。

素敵な文章や表現だけ見聞きして理解し味わっていたいという思いは、今の福島には贅沢なことなのだろうか。

ぜひ本文に当たられることを勧める。