龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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友人二人が泊まりに来た。

2010年02月11日 19時25分10秒 | インポート
普段一人暮らしをしている部屋にたまさか来客があるとちょっとそわそわ&わくわくしてしまう。
むろん、部屋の片付けなど本格的なことはウィークデーなのでできない。
が、さりげなくちょっと掃除をしてしまったり、せっかくだからどんな飲み屋に行こうかとか、食事はどうしようかとか、地元の名物・名所アクセスは行程に含めるべきか否か、あるいは食事一つにしても、自分で摂る朝食とはちょっと違ったものを用意しようか、とか、いろいろグルグル考える。

今回は友人が二人1泊していった。
なんとなく忙しげに日々を過ごしている中、ゆっくり丸一日を、相手方のペースに合わせて過ごすのは、とても気持ちがよいことだ。
ま、当然相手にもよるんだけどね(笑)。

今回は、専門が同じの年若い(20代)のお二人だったので、生き血を啜る吸血鬼さながら、私にとっては刺激になることがたくさんあって、楽しい限りだった。

用事はそのうちの一人がこちらに就職するというので、その部屋探しついでに暇な友人も一人ついてきた、のだが、その部屋探しがまた面白かったのだ。

デフレ(スパイラル?)の影響かどうかしらないが、不動産の賃貸物件相場が、軒並み下がっている。
結局選ばなかったけれど、山の裏手、駅からクルマで4~5キロの幹線国道沿い、スーパーおよびローカル線駅至近、職場まで自転車で20分強ぐらいの場所、築10年以内の風呂追い炊き付きブロードバンド付きの2LDKで42,000円。私の借りているところはたしかに駅徒歩圏内だけれど2DKで58000円。
不動産賃貸の値段なんて、物件ごとにいろいろさまざま、なのは知っているけれど、それにしても衝撃の価格だった。だってすごくきれいな部屋なんですもの。
友人は、クルマを持っていないのでそこにはしなかったけれど。
空き物件を抱えるよりは、サービスしても入居率を高める必要があってね、と営業の人はいっていた。決算期の「株主総会対策」って面もあるとも。

その若い友人の一人は講師の臨時採用、もう一人の若者は、まだ就職が未定。
部屋が安価なのは大歓迎だけれど、若者にもっと安定した仕事がほしいと思う。

臨時的にでもいいから正採用の最高賃金とかを定めて、若い者の長期本格雇用を促進する法案、とか作れないのかなあ。
社会主義じゃあるまいし、とよくいわれるけれど、冷戦が合ったときの方が、ずっと資本主義も雇用には優しかったよねえ……。
グローバリゼーションだから仕方がない、なんてこの国の人のしたり顔はしょせん「仕方がないから大政翼賛」的したり顔だから、私は全然信用しない。
けれども同時に、その経済の動きを全く無視して個人の「生」を社会が支えられる時代でもないだろう。

その面倒なところを、考えていかなければ、と思う。難しすぎて無理、と思うけれど、その無理を持続する強度がほしいね、私個人に。