このコーンウォリス要塞はペナン島、マレーシアの歴史を象徴しています。1786年当時のイギリス東インド会社提督コーンウォリスの名にちなんで木造で建造され1810年レンガ作りに改造されました。というわけでこの要塞はイギリス植民地支配の拠点として造られました。写真はその要塞の砲台です。この大砲の砲身には写真では見えませんが、VOC(オランダ東インド会社)のマークがついています。ということは最初にこの地に進出したのがオランダであったということです。それが次にポルトガルがそれを奪い、イギリスに引き継がれたということです。というわけでこの地へのヨーロッパ諸国の進出の変遷をこの砲台が物語ってくれているのです。
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