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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「バルカン半島」編 クロアチア人とセルビア人1

2010年12月17日 08時26分12秒 | バルカン半島

 1991年のスロヴェニアの独立に始まったユーゴ内戦は第2段階のクロアチア独立とそれを阻止しようとするセルビア勢力との内戦になだれ込みます。お互いの排他的ナショナリストたちは民族の対立を全面に押し出します。クロアチア人はローマカトリック、セルビア人はセルビア正教会、使用する文字はラテン文字とキリル文字といった具合です。しかし言語は文字の違いがあっても大阪弁と東京弁との違いくらいしかなく、人種も同じスラブ系です。この内戦は1995年まで続きました。

 写真は前半のガイドと運転手に代わっての、後半(ボスニア・ヘルツゴビナとセルビア)のセルビア国のセルビア正教徒のガイド(右)と、クロアチア国のローマカトリック教徒のクロアチア人の運転手(左)です。彼らは仲良くお互いに自国の言葉クロアチア語とセルビア語で話しているようですが、はたから見てもスムースに会話が成り立っているようでした。

 私は今回の旅行で最も印象深い対照的なことがありました。ひとつはこの2人の仲良く会話をして仕事をしていたことです。片や10月22日に紹介したコソボのパスポートスタンプがセルビアで×印で消されたことでした。前者は平和へ歩みであり、後者は「平和いまだ来らず」を象徴していると思いました。


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