夏の〆でその映画

前売り買ったんだ
「キング・アーサー」

キングとカタカナ表記だと、キングコングのキングのイメージ、最初のすり込みって恐ろしい。
アーサー王となると聖剣エクスカリバーとちゃんとなる。
前売りのおまけは聖剣ネックレス、当然ペーパーナイフとしたらムリだった。

おそろしく真面目な映画であった。
「聖剣エクスカリバーの威力を見よ！」とか「円卓の騎士ここに参上！」とか「愛か友情か」
そんなものはどこへやら
あくまでも、謎の伝説の王だった。

未読で本棚に積んであった「アーサー王の死」を出してきた。
読み出したらとまらなくなった、中世の作品なので現代小説のようにくどくどとした心理描写がなく、場面展開が早い。
作者の序文に
キリスト以前の偉大な人物は、トロイヤのヘクトル、アレクサンダー大王、ジュリアス・シーザーとある。
キリスト以後の最も偉大な人物はアーサー王となる。
なんだか雑誌タイトルで「今年見る映画」のような感じ