goo blog サービス終了のお知らせ 

気になる?

気になったこと

スペインそのまた途中

2004-08-14 22:20:21 | スペイン
トレドは街全体が世界遺産登録となっている。
起源はいつのことか、記録に残っている最初のものはローマ時代だとか、
数々の民族が侵略を行った軍事拠点の城塞都市。
建物の間をツバメが数多く飛び交う 、この石壁の街でいったい何を餌にしているのか?
街を囲むようにタホ川が蛇行して流れる、きっとツバメの好物はココが生んでいる?

カテドラル
カテドラルとはカトリック教会で大司教座のある教会
トレドはスペインカトリック教会の中でも最重要位らしい。
内部写真は厳禁!
ゴシック建築で荘厳華麗。
改築に改築を重ねるため、建築職人を住まわせているとか。

エル・グレコ
この街へ移り住んだギリシャ人画家、
本名ドメニコ・テオトコプースト。
「オルガス伯の埋葬」は由来を聞いてさらに感動。
気迫がそのまま迫ってくる、エル・グレコ最高傑作。

この旅は夜もよく出歩いた。ライトアップはステキ。

スペインまた途中

2004-08-14 18:10:18 | スペイン
ラ・マンチャ地方の町々の丘の上に幾つか立って風車。
雲ひとつなく、くっきりと青い空。しかし容赦なくぎらつく太陽の熱は、
乾いた大地に息をさせない。
風車のある丘に立つと思いがけない強風が吹き去っていく。
確かに、昔、この風車はよく働いただろうと思われる。
風向きによって、羽の位置を移動できる屋根を持つ優れもの。
町を後にすれば、
向こうの丘に風車群が見えた、
現代の風力発電の羽が、ぐるぐる回っていた。

日本でも所々に風力発電の風車を見ることが出来るようになった、
あのデザインは見ているだけで、涼しさを運んでくれる。
30メートルもある巨大なものもあるらしいが、
デンマーク製だと最近知った。
風力発電先進国デンマーク、ぜひそのメーカーのHPへどうぞ!


スペインその途中

2004-08-13 00:39:10 | スペイン
アルハンブラ宮殿はとても広い、庭園と宮殿と王宮と・・・。
花と噴水のある写真でよく見るヘネラリフェ庭園はかなり王宮から離れてある。
午後の一番暑い時間であったので、かれんな噴水の水量ではとても涼しいとは言い難かったが、
建物と一体感のある庭園は美しかった。
王宮の内装を飾っている、一部分の緻密で美しいアラベスク文様、装飾アラビア語はそれらの型があり、漆喰で作られているそうです。
王宮にはいくつも庭があるが、アラヤネスの中庭は浅いプールのように細長い四角で水が張られており、
その左右はツゲの植えこみのように、切りそろえられた緑の木々。凛とした静謐さは現代的。

この植えこみの木は名前を天人花「アラヤネス」といい、アラビアから持って来たそうです。揉むと、とてもよい香りがします。
「ロード・オブ・ザ・リング」の中で王の葉と呼ばれる、不思議な回復系の葉が登場するが、その名は「アセラス」。
語感が似ているし、良い香りがするところは似ている、形は違うけれど・・・。



スペイン行き着く先は

2004-08-10 22:22:59 | スペイン
バルセロナはカタルーニャ地方としての独自の言語と伝統文化と精神をもつ歴史があると最近知った。
映画「マスター&コマンダー」でポール・ベタニーが好演したドクターマチュリンは、カタルーニャに城を持つ身だと原作では語っている。
珍しい生き物を求めて船医として乗船。
グエル公園のトカゲの噴水を見てドクターマチュリンを思い出した。

バルセロナ海洋博物館は14世紀のゴシック様式で旧王立造船所だったものを、現在博物館としている。
目玉は実物大のガレー船、レパントの戦いで活躍したレプリカだそうです。
戦いの様子は塩野七生著「レパントの海戦」の表紙がよくわかる。
実物のオールの大きさ長さには驚いた。
http://www.diba.es/mmaritim/english/index.htm

CGのおかげで、海洋映画が多くなったかな?
「トロイ」も船団シーンは話題になったし。
「終戦のローレライ」「亡国のイージス」もか

なぜかスペイン8

2004-08-10 20:38:49 | スペイン
バルセロナと言えば、アントニオ・ガウディ。
モデルニスモ建築。

グエル公園
 おきまりのタイルのベンチに座って写真を撮る。
 トカゲの噴水はアイドル
 お菓子の家がかわいい
 タイル張りが楽しさを演出している、お風呂やさんの楽しさと似ている。

サグラダ・ファミリア教会
 内部は工事現場そのもの、従来の建築方法では時間が掛りすぎるため、鉄筋で建てる工法へ変更したそうだ。

カーサ・ミラ
 朝一番で屋上へ、とっても涼しくて最高。しばらく座って鑑賞。サグラダ・ファミリア教会が見える。
 SF映画に出てくるザコ兵士の一群。
 階下の部屋はそれぞれの部屋の用途に合わせて、家具、衣服、雑貨など展示されている。

カーサ・バトリョ 
 昼と夜とは別の顔をする建物。
 ボー付キャンディ会社が買い取った、全部見たら入館料が高いとガイドさんの案内。ココまで来て普通は全部見るよね。
 京都のお寺さんに比べたら・・・

なぜかスペイン7

2004-08-10 19:03:24 | スペイン
コスタ・デル・ソルはどこまでも。
砂浜で遊ぶのが飽きたら、白い村か洞窟へ。
フリヒリアーナは白い町。美しい町コンテストで優勝したことがあるとか。
この町に人が住んでいるのかと思うほど、美しく色塗られた壁にドア。アイアンの手摺の形にほれぼれ。道路は小さな石で装飾されかわいい。
植物植えた壁掛けの壺の壁側は平らに作られていて感動。

なぜかスペイン6

2004-08-10 18:24:28 | スペイン
猛暑の昼間に、猛暑の国の事を書いていると、朦朧としてくる。
気分はドンキホーテ?
コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)もういやっていうほど暑苦しい名前だが。
夕方に着いたせいか、海岸は人気もまばらで、猛烈な太陽は西へ去った後。涼しい。気持ちいい。息がらく。
さて、海岸線をお散歩。まずは地中海へ足をちゃぽん。結構冷たいし、すぐ深くなって危険。
水平線まで白い波がない。
空は靄っていて真っ青ではない。
ビーチに並べられたチェアと植物の日除けはリゾート地そのもの。
ジブラルタルは英国領なので国内線で英国人がたくさん来るとか。
海岸線のこじゃれたイタリアンレストランでは、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語のメニュー。
イタリアンファミレスのようなメニューでイタリアンサラダとあった。ラザニアときのこのピザおいしかった。
リゾート地、万歳!疲れがとれたよ。

なぜかスペイン5

2004-08-10 17:40:12 | スペイン
去年のヨーロッパは記録的な猛暑となり、高齢者の死者が続出とニュースになっていた。
今年は行く前に友人からからセビーリャで猛暑で停電を知らされ、そこは行かないからねぇと思っていたが、やっぱり暑かったが、
スペイン以上に東京はもっと暑かったと現地で知った。今年の暑さはスペインと同じように湿度がない熱風が吹いている。
「ドンキホーテ」の訳注を見ていると「ベティスのオリーブ林」とある、グワダルキビール川周辺のオリーブ林のことをさすとある。
スペインは世界の3割のオリーブ生産高を誇っているらしい。
見渡す限りオリーブの木だらけで丘の向こうもオリーブの丘。遠くから見るとドット絵のように規則正しく植林されている。
スペインの国土は昔は森だったとか、フェニキア人たちが鉱物資源産出のため伐採を行い、その後は植林しなかったので今に至ったそうだ。
ローマ時代はどうだったのかと思うと、キケロー「老年について」では葡萄園やオリーブの林は眺めていて端然たるものはありえないとある。
古来から街は掘ると何かしらの時代の遺跡にあたってしまい、建築期間の延長で建主は頭を悩ますしだいだが、
日々、行う掃除は砂漠化との戦いなのだそうだ。怠れば、埃と砂に埋まってしまう。

なぜかスペイン4

2004-08-10 16:46:01 | スペイン
元祖スペインといえば、フラメンコと闘牛。
闘牛は毎週日曜日行われ、先月はバルセロナに花形闘牛士が結集していたらしい。残念無念!
グラナダの洞窟フラメンコ、サクロモンテ洞窟。
白塗りされた洞窟に、壁には金属製の鍋やお玉が貼り付けてある小さな洞窟。踊り子さんにはフラッシュは向けないでと言われ写真は無惨にもおばけ。
小柄な踊り子さんたち、独特の手拍子と歌。ギターと激しい足さばきの音。夜遅く始まったショーは昼の暑さとハードな観光で眠気はピークだった。
歌い手さんは肌は浅黒く、垂れ髪でちょっとネスタに似ていた。

スペインのダンサー、アントニオ・ガデスが亡くなったと報道があったそうだ。「血の婚礼」か「カルメン」か。
スペイン国立バレエの創設者の一人だったとか、その後すぐ解任されたらしい。新たにアントニオ・ガデス舞踊団を設立。
スペイン国立バレエ団は一回だけ見に行ったことがあったが、フラメンコダンサーの群舞が中心だったような、男性ダンサーのカッコよさには驚いた。

なぜかスペイン3

2004-08-10 15:42:35 | スペイン
マドリッドと言えば、今をときめくレアル・マドリッド。
そんな香りはどこへやら、日本人にとっては危ない街、スペインNO1だった。
さっさと通りすぎましょう、ということだったらしいので半日でプラド美術館とソフィア王妃芸術センターを回る。
何年前に「プラド美術館展」で有名絵画が日本へ来ていたので、見たことがあったようなあやふやな感。
ベラスケスの「ラス・メニーナス」はバルセロナのピカソ美術館の「ラス・メニーナス」の連作を見たとき、
ピカソのよく分からない絵を見る上でちょっと親近感を覚えた。
ソフィア王妃芸術センターはピカソとミロがメイン。
ピカソの「ゲルニカ」は超有名。
写真で見ていたゲルニカはブルーがかった色をしていたが、現物は白、黒、グレーのモノクロ。
展示時のガラス張りが最近外したらしい。写真のブルーはその時のガラスの色だったのかと。
美術館はX線手荷物検査。でもプラド美術館はフラッシュなしの写真撮影はOK、
でも作品鑑賞時間も少ないのに写真なんか?しっかり記念撮影。
マラガのピカソ美術館はカメラも預けないといけない。
ほとんどが、借り物だかららしい。
スペインはピカソにかなりお金を使っているのか?

来年はセルバンテスの「ドンキホーテ」出版400年。
セルバンテスはシェークスピアと同年に没しているらしい、岩波文庫のドンキホーテを買うもののかなりの分量。
スペイン広場のセルバンテスに感動!