(国際線の窓から見える太陽、日本にあと数時間、という場所で)
今日で、帰国日記は最終回です。今日は、主にコロナをめぐって、経験したことや感想をまとめてみたいと思います。
2019年の夏に帰国・帰省して以来、コロナの影響で、2022年秋まで3年以上帰国することができませんでした。法規的に不可能なわけではなかったのですが、課せられていることを満たしてまで帰国する気力がなかったのです。
数週間帰省するのに、指定の宿泊施設で隔離2週間(だったか?)なんてできないよね。そんなことをしたら、1ヶ月以上自宅を空けることになる。宿泊代はどうするんだ?
公共の交通機関に乗ってはいけないけど、タクシーはいい、ということで、成田空港から仙台までタクシーを走らせた、という強者がいたそうな。隔離のために使う宿泊費と比べると、どちらがマシだったのだろう。でも、費用よりも何よりも、時間を節約できる。
(国内線の窓から、富士山を望む)
ワクチン接種証明書を手に入れるのは、カナダの場合、大変簡単なんです。まずは、ワクチン接種の順番が来たよ、とメールなどでお誘いがかかり、予約すると、無料で接種してくれます。その後、すぐにシステムに入力されますから、証明書をプリントアウトするなり、QRコードをスマホに読み取らせるなり、すれば良いのです。
日本入国には、2回だったか(よく覚えていない)以上接種していないとダメだったのだと思います。成田空港で、去年の秋、わたしの証明書を見た係の人が、え〜〜、4回も? と驚いていました。日本もそうかもしれないけど、カナダじゃ、5回、6回、接種している人もいますけど〜〜、そして、わたしは、今回の帰省の前、4月に5回目を受けました。
わたしは、副反応(なぜ、「副作用」という言葉を使わないんだろう)は、ほぼなし。接種部位がちょっと腫れ加減で痛くなった程度でした。アイスノンを当てたら、気持ちよかった。
(国内線の窓から、富士山を望む)
去年の10月に帰国したとき(=1回目)には、成田空港の建物の廊下に係の人が大勢並んで「人の壁」を作っていて、異様だった。実際の対応は、大変優しかったのですが、入国しようとしている人の数より、係の人の数の方が多いぐらいなので、圧倒されました。
それが、今回5月の入国(=4回目)では、羽田空港に係の人をほとんど見かけない、入国しようとする人も、廊下のあちらの方、こちらの方、にまばらにいるだけ。空港内の建物は、閑散としていました。国際線の大きい飛行機が着陸したのに、なぜ、こんな景色? 今度は、人がいないけど、何が起きたの? と思いました。
(満月をコンパクトデジカメで撮ってみた、うさぎさん、見えないよね)
マスクの空港内・機内における着用は、2023年3月13日より任意となりました。それまでは、客室乗務員さんは当然としても、乗客も、きっちりとマスクをしていましたよ〜〜わたしの見える範囲内で、ですが。
それが、3月末に日本からバンクーバーに帰ってくるとき(=3回目の復路)には、乗務員さんたちはマスクなし、乗客は任意に、という形になっていました。
今回、5〜6月に動いたときには、乗客もほとんどマスクをしていなかった。
ところが、、、
(羽田に向かう飛行機から、雲を見る)
びっくりしたわあ、住宅街の道の閑散としているところでマスクをかけて歩いている人を見たときは。なんでマスクをかけているの???
もっと驚いたのは、歩道を自転車でひとりで颯爽と走る高校生が、どの人もマスクをしていること。なんのために??
スーパーマーケットじゃ人混みだろうから、とマスクをかけるのはわかる。不特定多数の人を応対するレジの人がかけるのもわかる。
でも、自転車に乗って?????
スーパーといえば、わたしの行ったスーパーがたまたまそうだったのかもしれませんが、消毒液があちこちに置いてなかったのは、きれい好きの日本文化の中では奇異に見えた。カナダ、というか、バンクーバーのお店では、至る所に置いてあったのに。
以下、きれいな画面ではありませんが、飛行機から写した景色をどうぞ。
(手前は赤坂御用地、向こうは皇居、その向こうに東京スカイツリー)
東京新聞「赤坂御用地 皇室ゆかり 緑の苑」
(東京タワー)
(レインボーブリッジ)
東京の観光公式サイト「東京の景色を陸・海・空から満喫」
(東京港の施設)
東京港湾事務所「みなとの施設」
(飛行機が羽田空港に着地する直前、飛行機自身の影が見える)
(飛行機内部)
実は、実家のある地方都市から羽田へ向かう飛行機が遅れたんです。「なんらかの理由」で。そして、結局、座席の配置換えまでして機種を乗り換えたそうなんですが、この飛行機、内部が、ピッカピカの新装でした。きれいだったわあ。
夏に帰国すると体調を崩してしまう(実際、寝込んだことが2回ある)ので、次の帰省は秋になります。両親は、そのへんは、理解してくれています。むしろ、夏には帰って来るな、と。バンクーバーの「寒い夏」に慣れてしまっている体には、日本の夏はつらい。