2022.08.21撮影
ついに地獄のブラックベリーの日が来ました。ブラックベリー収穫の日です。これ以上遅らせるとトンデモなくなる、と、まずは、恐ろしいものを見に行きました。今年は、ブラックベリーを全く剪定せずに伸ばし放題にしたのです。やっぱりどえらいことになっていた、知ってはいたけど。庭のその部分が通行不能になって、もうだいぶん経ちます。
本日は、「ブラックベリー収穫作業・地獄の苦行編」を一部始終お見せします。どうか、最後までおつきあいくださり、わたしの苦しみを分かち合ってやわらげてくださいませ。
まずは、重装備から。長袖のブラウス、くるぶしまであるパンツ、しっかりしたスニーカー、頭をスカーフで整え、そして、メガネ類とマスクが重要です。荒い表面の葉っぱなどが顔の肌に触ると、痛く、真っ赤に腫れます。目に入ると大変です。
準備ができたら、ブラックベリー地獄の入り口へ。上の画像で真ん中に太めの茎がニョキニョキと出ていますが、これが、画像右側に6メートルほど伸びてアーケードを作ったようになっています。その太い茎の垂れたうちのひとつが、次の画像。トゲをお見逃しなく。
2022.08.21撮影
地獄門を通るには、まず、この伸び切った茎を切ります。ハサミじゃダメですよ。長い取手のついたのでバサッとやります。その切り取ったうちの根に近い方が、次のもっと恐ろしい画像。これらのトゲが、このブラックベリーが野生種であることの証でもあります。
2022.08.21撮影
伸び切った枝を取り払って、「たたき」が見えるようになると、うわ〜〜、ブラックベリーが〜〜いっぱい落ちてる〜〜。この数だけ食べなかった、ってことよね〜〜(画像に写っているのは、ほんの一部)。もっと早く収穫するべきであった。
2022.08.21撮影
収穫は、地獄門の上の方から始めます。冒頭の画像をもう一度ご覧ください。薄茶色のものがモジャモジャっとしただけで、実のついていないものがありますね。それが、ベリーが、わたしに断りなく勝手に落ちた、揺るがない証拠です。門の上は、楽勝だった。
次に、今度は、勇気を奮って、上から押さえ込むようなアーケードの中に入り込んでいきます。画像からはそんなにベリーがあるようには見えませんが、実際には、見えないところににもベリーがなっているのです。身をかがめて、手を伸ばして取るのですが、つまみとると、その振動が伝わって、他の熟れた、最高に美味しそうな実がぼたぼた落ちるのです。これで、1〜2割はなくしました。
2022.08.21撮影
アーケードの裏側にたどり着いた時には、汗、トゲ、ベリーのお汁、と・・・なんでここまでして食べなきゃあかん?
2022.08.21撮影
結局、裏側全部は摘みきれず、明日にすることにしました。ブラックベリーを摘むと、裸の枝は次のようになります。
2022.08.21撮影
さあ、片付けようと思ったら、やっと痛みに気づきました。トゲが指先に刺さっているわ〜〜〜ん。これ、ちっちゃいトゲ。ベリー摘みって、手袋をつけてはできないんです。手で熟れ具合を探り、熟れ過ぎは捨て、ちょうどいいのだけ収穫します。トゲを取り去ると、血がぷくっと出てきました。
2022.08.21撮影
ブラウスがこんなになっちゃった。家に入ってすぐに水洗いし、石けんをつけて、もみ、それでは色が落ちきらなかったので、さらに洗濯機にかけたら、きれいになりました。
2022.08.21撮影
今日の収穫は、300粒。つぶれやすいので、さっとだけ水洗いし、ザルに上げたところが、これ。直径25センチぐらいの平底のザルです。今冷蔵庫に入っています。
2022.08.21撮影
「木熟」なのでよく熟しています。すぐ食べなくては。食べきれないのでジャムになるでしょう。明日も収穫しなくてはならないし。
「木熟」考 —言葉の省略をめぐって
ブラックベリーのトゲについては、以下の記事も、よろしければどうぞ。