羽ばたき翼の前方に、大きな固定翼をもつハイブリッド羽ばたき機である。固定翼の後縁には、全幅にわたるエルロンを設置、話題のスマートサーボ1基で駆動する。tokoさんの「PICマイコンでつくるインドア・プレーン」に掲載のサーボ用受信機を自作して搭載しているが、このタイプの受信機は、近々Indoor airplane world e-shopで、より改良された軽量な完成品が発売される予定とのことなので、入手したら換装してみるつもり。
肝心の飛びの方は、まだ本格的なテストを行っていないが、ちょっと試してみたところでは、エルロンがよく効いてきれいなターンを見せてくれそうである。
下はスマートサーボ取り付け部のアップ。
機体スペック |
全幅 360mm |
全長 300mm |
飛行重量 7.7 g |
(30mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2008年6月 |
2008/06/09追記:
機体を上方から見た画像と、エルロンの作動の様子を示すGIFを追加。
2008/06/23追記:
すでにコメント欄でも報告のとおり、6/22のIAC-ASO例会で、ベテランテストパイロットYAMANEKO氏の手により、見事な初フライトが達成されました。まさかほんとうにできるとは思っていなかったロール機動までやってしまったのは作者としても本当にオドロキ。当日の飛びっぷりを余すところなく収めたビデオはこちら(例によって超小型飛行体研究所提供)。としちゃんGeorgeさんありがとう!
Video Clip is Here
今,大学で羽ばたき飛行機の研究をしているのですが,上のサイトの動画をみて感動しました!!
差し支えなければこの羽ばたき飛行機の構造や羽の材料などを教えてもらえませんか??
時間がありましたらメールいただけませんか?
sshhoouu@hotmail.co.jp
当ブログに書き込みありがとうございます。
さてリンクであげていただいた硬式翼羽ばたき機ですが、実は小生が通っているのと同じクラブ(IAC-ASO)のメンバーであるFUSHIMIさん製作の機体ですね。硬式翼をもつ羽ばたき機は当方もまだ製作できておらず、ウチのクラブでは今のところFUSHIMIさんの独擅場です。
翼面の材質はたぶんEPPだと思いますが、たしか平面形状やしなり具合など相当検討を重ねた結果とお聞きした覚えがあります。
IAC-ASOもしくは飛行会レポートがいつもアップされる超小型飛行体研究所のブログの方に書き込みしていただいたら、あるいはFUSHIMIさん本人からコメントしてもらえるかもしれません。
よろしくお願いします。
「超小型飛行体研究所」でコメントしてみます.
自分も触発されて制作意欲が燃えた次第です。
機体だけが輸送で遠征というのも感慨深いですね。
今回は機体だけ送りつけてビデオ観戦を決め込んでしまいましたが、自分で飛ばすよりかえって安心して見ていられました。
石川さん、今回はアノマロカリスの出現が刺激になってトリロバイトを作りましたが、羽ばたき機の進化には限りがないと思います。お互いもっともっとヘンテコな機体を作っていきましょう!
当方の機体はたいていあり合わせのパーツを寄せ集めて作るので、新規調達パーツがない場合はタダだったりしますが、今回の機体に使ったパーツについて、新規に調達した場合の単価が高い順にあげておきますと、スマートサーボが3400円、サーボ対応赤外線受信機が3300円といったところですね。パーツ類はtokoさんのIndoor airplane world e-shopで購入できます。