羽ばたき飛行機製作工房

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製作記事用機体試行錯誤

2006-04-02 21:13:17 | 製作記事(羽ばたき機)

田中さんのインドア・プレーン解説書第2弾に羽ばたき機の製作記事を書くことが決まり、先月からあれこれ機体仕様を検討してきた。電動Lunaは初号機からこれまで一貫してカーボンロッド1本の胴体を採用してきたが、軽量という利点はあるものの、ねじれに弱く、飛行性能に少なからぬ影響があった。前回の飛行会で、motoさんの超軽量カーボンパイプお大尽仕様パクルナの機体剛性の高さに圧倒されたこともあり、ここは何とかしたい。また、同じく前回の飛行会で、スパーギアの軸受け部が破断する事故が連続して発生。この部分の構造も見直して強度アップをはかる必要がある。 というわけで、写真のような構成で機体を作り直した。 胴体はカーボンをやめ、ただのバルサ角棒。3ミリ角だが後半はテーパーをつけて細くしてある。カーボンからの重量アップは電子秤りの誤差の範囲に収まった。ギアマウントも構造を変更。 尾翼は、前回までの0.5mm厚バルサから、1mm厚のスチレンペーパーに変えてある。ここはコンマ数g重くなったが、製作は格段にかんたんになったし、剛性もアップした。 主翼スパーはいつもの2mm角バルサだが、翼端にむけてサンディングして少しテーパーをつけた。 翼面にいつものスーパーポリ袋・・・と思ったら在庫切れ。また買い物に行っていただいてこないと。 室内で飛行テストしてみた結果はなかなかいい感じ。ただしバルサ胴の悲しさ、ハードランディング時にすでに2回の脊椎骨折を経験。瞬間で補修するたびにじわじわ重量が増してくるのはつらいところ。パクルナのように高価なカーボンパイプを使うべきか悩むところだが、ここはやはり平民向けとしてオールバルサでキメたい。製作記事仕様はこれで決定か・・・?


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