スカイ・フィッシュの成功?に気をよくして、一気に単葉化するとどうなるか試してみた実験機。 さっそくテストしてみると、いちおう飛行可能な模様。でも予想どおり固定翼の側を内側にしたタイトターンに入りやすい傾向がある。スロットルワークが微妙。
試しに垂直安定板を動翼の側に10度ほど傾けて取り付けたところ、直進性が改善したので、今度は以前作った機体からむしってきたラダーを追加してみた。最初のアクチュエータコイルはトルク不足のようだったので、0.05mmの太いマグネットワイヤで100オーム分巻いたゴツいコイルに換装。さすがに効きはばっちりで、左右のステアリングができるようになった。ただし、左旋回させるにはある程度速度を出して、ラダーに羽ばたき後流をしっかりあててやらなければならない。スロー飛行時は固定翼側を内周にした右旋回となる。これはこれで面白いといえる。
それにしてもちょっとみると何の変哲もない単葉羽ばたき機。飛びっぷりも通常型と変わらない。ただ、クランクの回転に無理がないような気がする。測ってみてはいないが消費電流も小さいのではないだろうか。
機体スペック |
全幅 400mm |
全長 240mm |
飛行重量 約6.0g |
(20mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2007年3月 |
追記:この頃話が持ち上がった、季刊誌エレキジャックへの寄稿の件に、この片持ち式単葉機の記事を書いて協力することにした。いざ取りかかってみたら、昨年単行本を書いたときと変わらないくらい大変だったというのは後の話。ちなみに記事が載る号(No.3)は7月末発売予定。