超小型飛行体研究所のとしちゃんが、最近入手した超小型遊星ギア付モータを分解して構造を調査したり、羽ばたき機に搭載してテストをしている記事を目にして、そういえば昨年同クラスの別な遊星ギア付モータのサンプルを入手していたことを思い出した。入手していたのは、としちゃんのものとは別なメーカのこのモデル。減速比は26:1で、ピーナツ・クラスの羽ばたき機を飛ばすのにちょうどいい回転数。
入手してみて、元々付いているモータが非力なことがわかり、強力なものに換装したかったのが、モータ軸をDカット加工する必要があり面倒で放置してしまっていた。だが、としちゃんの記事に刺激され、手元にあったMk06-4.5モータのモータ軸をダイヤモンドやすりでせっせとDカット加工して、遊星ギア・ユニットに装着すると共に、デルタ・ツイスターにも搭載してみた。
テスト結果は、何とか水平飛行が可能。より大きな電流の流れる低抵抗値のモータを使うか、もっと軽量の機体であれば、上昇飛行も可能と思われる。モータと最終段のクランクを同軸上に配置でき、コンパクトですっきりしたレイアウトを実現できるのが遊星ギアの特徴。さらに応用を考えてみたい。
以下の写真は、入手したTGPP06モータを分解し、遊星ギア・ユニットをMk06-4.5モータに装着し、デルタ・ツイスターに搭載したところを順に示している: