羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

8枚羽根機を試作(XX-WING)

2006-05-13 22:40:11 | 製作記事(羽ばたき機)

どんな風に飛ぶのか興味津々で、5月後半の飛行会直前にイッキに作り倒した新型機。 羽ばたき機は翼幅を小さくすると急速に揚力が減少するが、それを羽根の数で補えないか?片側100mmの羽根8枚は片側200mmの羽根4枚に匹敵する揚力を生み出すのではないか?という着想で作った、ピスタチオサイズ(翼幅8インチ)の8枚羽根機。構造的にはこれまでの4枚羽根機を上下に重ねたもの。Mk06-4.5モータ1基で、4本のリンクロッドを介してすべての羽根を駆動する。 さっそくテスト飛行を敢行した結果は・・・最初のうちは期待倒れ。羽根の数を増やしても、やっぱりピスタッチオサイズでは定常飛行できず。だめか~ またしても雪辱ならず。 仕方ないので上半分の4枚にカーボンスパーを継ぎ足して翼幅を11インチに増やしたところ、ようやく元気よく飛び回るようになった。 これまでの2枚~4枚羽根機では、飛行中、左右どちらかに回りこむ癖が出がちだったが、さすがに羽根の数が多いと個々の羽根のアンバランスが打ち消されるせいか、直進性良好という副次的な効果は確認できた。小型軽量のIRX3受信機も初めて使ってみたが、なかなかいい感じ。

       機体スペック
全幅                280mm
全長                200mm
飛行重量             約9g
(30mAhLi-po電池含む)
製作年月   2006年5月

5月28日のSSFC飛行会で飛んでいるところを、tokoさんが撮影してくださった写真↓

不思議な物体ですねえ