直前告知になってしまいましたが、明日からけいはんなオープンイノベーションセンターで開催されるMaker Faire Kyoto 2019に出展します。
会場では、近作を中心に多数の羽ばたき機を展示およびデモフライトを予定。また、会期2日めにはプレゼンテーションも実施予定です。ご来場をお待ちしています。
出展者情報 (当工房の出展位置は1階奥のFABゾーン4-4です)
プレゼンテーション (当工房のプレゼン開始予定日時は5月5日(日)16時です)
直前告知になってしまいましたが、明日からけいはんなオープンイノベーションセンターで開催されるMaker Faire Kyoto 2019に出展します。
会場では、近作を中心に多数の羽ばたき機を展示およびデモフライトを予定。また、会期2日めにはプレゼンテーションも実施予定です。ご来場をお待ちしています。
出展者情報 (当工房の出展位置は1階奥のFABゾーン4-4です)
プレゼンテーション (当工房のプレゼン開始予定日時は5月5日(日)16時です)
10年少し前、香港に本拠を置く玩具メーカーから「i-Bird」という小型RC羽ばたき機が発売されていました。翼幅30センチと小柄ながら、ホバリング気味に調整すれば狭い室内でも飛ばせるというなかなかのスグレモノでした。
オリジナルは本家のカタログから消えて久しいですが、現在はライセンス品(コピー品?)の同型機があちこちのメーカーから販売されています(入手例)。
今回、この現行品を改造してリニューアルしてみました。オリジナルでは4枚だった羽ばたき翼を2枚に減らし、より本物の鳥に近いフォーマットとしています。駆動部は独自に設計し3Dプリントしたパーツで置き換えています。
さっそく近くの公園に持ち出してみたところが以下の動画です(画像クリックで再生)。左右の翼を羽ばたかせて、元気よく飛んでくれます。まるで最初からこのようにデザインされているかのような完成度です。改造ベースとしてのオリジナル版の基本設計がよかったということでしょうね(設計者さんの才能に感謝)。
現行品は国内の一般小売店ではみかけないため、海外通販などで入手する必要があるのが難点ですが、その気になれば意外と簡単です。
ご要望が多ければ、改造レシピと3Dプリント用データを公開してもよいかと思っています。応援よろしくお願いします。
昨年末に開催された「つくろか!」でデビューしたDoppeldecker初期型は、奇怪な飛びっぷりで来場者の目を惹きましたが、飛行中の安定性には欠け、操縦が難しい機体でした。
そこで、受信機を姿勢安定用ジャイロ付きのフライトコントローラに換装してみました。結果は以下の動画でご覧いただけるように、ほとんど操作しなくても安定してホバリングできるようになりました。
以下の画像をクリックするとYouTube動画にジャンプします:
この機体は、近作のFlashAir™羽ばたき機と共に、3月24日に開催されるNT京都2019、および5月4-5日に開催されるMaker Faire Kyoto 2019にて展示・飛行デモを行う予定です。お楽しみに!
先日参加したハンズオンで、東芝メモリさんのSDカード型無線デバイスFlashAir™がおそろしく高機能のすぐれものであることを知り、さっそくいつものやつ(羽ばたき機制御への応用)をやってみました。きちんと確認していませんがたぶん世界初であろうと思います(羽ばたき機マイナーですからね)。
FlashAir™は元はデジカメで撮影した画像を無線でPCに送るといった用途の製品だったと思いますが、その後どんどん機能強化されて、最新版の第4世代ではWiFiルータ/HTTPサーバ/DHCPサーバ機能をもち、WPA2エンタープライズ対応でセキュリティも強化。カード単体でマイコンライクにも動かせるとか、何だそりゃ!?の多機能てんこ盛りです。それらの機能を活かし、開発者向けにもIOT分野での活用が盛んに訴求されています。
今回は、標準機能のうちWiFiホスト、HTTPサーバ、GPIO制御あたりを使い、簡易ラジコンに仕立てています。
FlashAir™は接続端子のうち5つをGPIOとして使うことができ、無線で各端子のオンオフを制御できるので、2^5=32通りの信号パターンを出力できます。この信号を適当なマイコン等に流し込んであげれば、その先色々な機器をかなり細かく制御できます(今回は左右2つのモータのオンオフができればよいので端子2つだけ使用)。
コントロールは、FlashAir™にWiFi接続したスマホからブラウザ経由で行います。制御プログラムはHTMLファイルに埋め込むJavaScriptです(外部制御なしで単体で動かせるluaスプリプトというのもあり)。メモ帳等で開発して、コンパイルせずSDカード上に直接書き込みます。特別なライタ等は必要なく、ちょうどmicro:bitのような手軽さです。
電力消費の大きそうなWiFiルータとHTTPサーバを載せて飛ぶわけなのでバッテリの持ちが心配でしたが意外と大丈夫で、1分ほど飛ばしたあとそのまま2台のスマホ間での数百MBの動画データ転送も難なくこなしてくれました。
テストフライトの動画はこちら
開発にあたっては以下のサイトを参考にさせていただきました: FlashAir™ Developers https://www.flashair-developers.com
機体スペック: 全幅720mm/全長700mm/重量34grams/連続飛行時間2分
FlashAir™は東芝メモリ株式会社さんの商標です
数日前に告知したばかりですが、2018/12.22(土)23(日)に大阪市立中央図書館で開催された「つくろか!図書館から始まるものづくり百鬼夜行」に出展しました。
オープン前はあいにくの空模様でしたが、次第に天候も回復し、会場は多くの来場者でにぎわいました。
初公開の新作多葉羽ばたき機「Doppeldecker」は、展示するだけでなく、時おり特徴的なホバリング飛行も披露して、ねらい通り注目を集めました。この機体は開発途上で、今後センサー等を追加して機動性と安定性の向上をはかる予定です。
先日開催された「つくろか!図書館から始まるものづくり百鬼夜行」で初公開した「Doppeldecker」です。
会場でのフライト動画はこちら。
以下、会場解説パネルより:
Doppeldecker(ドッペルデッカー。独・2階建バスもしくは複葉機の意)。
左右各2枚の羽ばたき翼をもつユニット(単体で飛行可能)を2段に重ね、合計8枚の羽ばたき翼でホバリング飛行を行うオブジェクト。
1対の羽ばたき翼をモータ1個で駆動するユニットを4基、姿勢制御用サーボ1基を使用。
上昇/下降、右傾/左傾、前進/後進をコントロールする。
2.4GHz無線(DSM2)を介して操縦。機体側電源は150mAh Li-poバッテリ。
今後の開発予定:
姿勢制御用サーボを追加しロールコントロールを付加
ジャイロ・気圧センサを追加し自動姿勢制御・高度維持機能を付加
カメラを追加し飛行時撮影機能を付加
ユニットを追加しさらに多段化
基本構造を踏襲しつつさらに大型化(もしくは小型化)
機体スペック:
全幅1,500mm/全高300mm/重量50grams/連続飛行時間2分
2018年10月4~5日にけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)で開催された京都スマートシティエキスポ2018に、ファブラボ北加賀屋有志として参加しました。
来年2019年5月4~5日に、同じ会場でMaker Faire Kyoto 2019の開催が決定しており、その事前告知としての出展でした。多くの関係者の方々にごあいさつさせていただき、新作機体のフライトデモも披露して、来年の本番開催への期待を盛り上げることができたと思います。
たいへん久しぶりになってしまいましたが新作の羽ばたき機です。左右の翼を独立のメカで駆動する2モータ仕様。今回、新機軸として、姿勢安定のため当工房の機体としては初めてジャイロを搭載しています。
最近の小型RC機はクアッドコプターが全盛で、トイクラスの機体にも当たり前のように6軸ジャイロとか自動高度維持とかオンボードカメラとか搭載されていて、当方がインドアプレーンを始めた十数年前とは隔世の感があります。まあおかげで転用できるパーツが豊富になっていろいろなことを試しやすくなりました。今回はトイの超小型同軸反転ヘリの基板をそっくり流用しています。
安定して飛行できることを確認していますが、フライト動画は近日中にあらためて投稿します。
2018/10/06更新:仲間のBlueToneさんが撮影してくださったフライト動画です→リンク
はい、本作はこの動画で見ていただける通り、ホバリングできる機体です^^
機体スペック |
全幅 1,100mm |
全長 330mm |
飛行重量 17.8g |
(赤外線通信により操縦) |
製作年月 2018年9月 |