スレイドというバンドの位置づけはわかりずらい
私が、中学1年生くらいのときに、ラジオのポップスベスト10でアルバート・ハモンドやドーン、カーベンターズなどと一緒にヒット曲として流れて来た時には、非常に違和感があった。
「何か、うるさい曲だなあ。ほかのポップスとは違うぞ」
ロックに目覚める前の、私はそう思ったものである。
ロックに詳しい友人に聴くと、どうもグラムロック系のアイドルバンドで、かっこいいと評判だという。当時は理解できなかったが、印象には残った。
その後、ロックを聴くようになって、このバンドを意識する機会はなかった。ロックの世界では、やはり、アイドルバンド的扱いで、アルバムが歴史的に評価されるような感じではなかったからだと思う。
そんな彼らが脚光を浴びる機会がやってくる。
まさかの、カバー曲大ヒットである。
それが、あのランディ・ローズがいたクワイエット・ライオットによるカバーとなったこの曲である。
久々に聴いた印象は「やはり、うるさい曲だなあ(笑)(なにしろ、曲名にノイズってはいっていますからね(笑))」
ハードロック、メタルが大好きな私だが、この曲のもつ騒々しさは独特である。
でも、中学生の頃と違い、楽しい曲だなと感じる自分がいた。
何で、この曲が大ヒットしたかはわからないのだが、当時の空気を運んで来てくれる強烈な一曲だと思う。