ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

貴重な画像 The Rolling Stones - You Can’t Always Get What You Want (Official Video) [4K]

2022-10-29 17:29:20 | ローリング・ストーンズ
The Rolling Stones - You Can’t Always Get What You Want (Official Video) [4K]

ネット・サーフィンしてたら、この画像を見つけました。
この曲が録音されたのは1968~1969年。

何とブライアン・ジョーンズがいますよ!
この曲のレコーディングにはブライアン・ジョーンズとチャーリー・ワッツは参加していなかったということですが、ちゃんと二人とも演奏しています。

ブライアン・ジョーンズがストーンズを脱退したのが1969年6月、死亡したのがその翌月の7月という事実を考えると、1969年の前期でのライブでしょう。メンバーが若々しく、しかも映像が鮮明。
貴重です。

追記 どうやらこの映像は映画「ロックンロールサーカス」からみたいですね。1968年に撮影されていますから、曲の発表の前の演奏のようです。
ブライアン最後のステージだったようですね。
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中高生時代の「エア・チェック」のカセット・テープから3曲 その1

2022-10-29 16:41:27 | エア・チェック
先日、実家に行ったら、中高生時代のカセット・テープを発掘し、タイム・カプセルを取り出した気分になりました。
中学・高校時代は、よく「エア・チェック」をしていた私。
「エア・チェック」とは、FMラジオで流れる音楽をカセット・テープに録音して楽しむという行為。たぶん、アラ還(60才前後)以上の人なら覚えているであろう用語だと思います。
当時は、YouTubeもなければ、ツタヤもありませんでした(レンタル・レコードサービスが始まったのは立教大の学生が始めた黎紅堂だと思うのですが、それは80年代初めだったと思います。)
当時、レコードはLP1枚2500円です。
お金持ちのボンボンでなければ、小遣いやバイトで購入するのは結構厳しい。

となると、私のような金なし中高生がレコードの購入をせずに多数の海外のロックを聴くには、FMから知識を得るしかありませんでした。
AMラジオでも知識を得られますが、AMだとメガヒットしたもの中心なので、大ヒットしていない洋楽はチェックできません(たとえば、ストーンズやビートルズ、パープルなどはAMで流れますが、ハンブル・パイとかトッド・ラングレンとかはAMでは流れません。)。
FENという米軍向けのラジオ放送もあったのですが、これもヒット・チャート系の洋楽が多く、マニアックなものは流れませんでした。

エア・チェックのやり方としては、当時3誌あったFM専門誌「週刊FM」「FM ファン」「FMレコパル」の中から1冊を購入し、番組をチェック。確か番組表にオンエアされるバンドや曲名も書いてあったりして、それをもとに、準備して、FM放送を録音してました。
けっこう、涙ぐましい努力でした。
でも青春時代の思い出です。
そんな思いでが詰まったカセット・テープから3曲ほど紹介。

まずはフォガット。このバンドはイギリス出身なのに、アメリカン・バンド化した珍しいバンドですね。同じブギ・バンドでも、徹底的にイギリスにこだわったステイタス・クオーと対照的です。

Drive Me Home (2016 Remaster)

次にトッド・ラングレン。
この人は、グランド・ファンクのプロデューサーとして日本のロック・ファンに強烈な印象を残した人ですが、自らもアルバムを量産した人として有名です。ちょっと変わったポップ・センスをしていて、私が中高生時代は「ツウ」が聴くアーティストって感じです。
この曲はサビの部分が好きです。
Todd Rundgren - Black And White (Lyrics Below) (HQ)


最後にジェフ・ベックの名曲です。
私はこの曲をエア・チェックした後、この曲が収録されたレコードをすぐ買った記憶があります。
すごく繊細で、センスの塊のようなギタープレイは耳に焼き付きました。
ヴァン・ヘイレンのようなテクニカルなプレイではないのですが、このプレイには感動しまくりでした。まさに不世出のギタリストであることを証明するような曲だと思うのです。

Jeff Beck Group - Highways  

FMラジオでは、アルバム全体をかけることもありますが、1曲だけ紹介することが多く、そのアーティストの全体像を把握することに限界はありました。
でも、今度はどんなバンドに夢中になろうかな?とワクワクしたものです。

まあ、ジジイの昔の思い出の独り言みたいなこの特集、不定期で、続けます。
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珍しい!David Coverdaleが作ったインスト!Cozy Powell - The Rattler

2022-10-29 16:17:16 | ブリティッシュロック
Cozy Powell - The Rattler

ここのところデヴィッド・カヴァーデイルの特集をしているのですが、ここで、ちょっと番外編として、コージー・パウエルのソロ3作目の「オクトパス」から1曲を紹介します。1983年リリースです。
この曲、インストなのに、デヴィッドとコージーの共作なんですね。
ちょっと珍しい。
すごくキャッチーで、聴きやすいインストでちょっと気分をあげたくなる時に聴きたくなります。
ヴォーカリストの作ったインストということで、歌メロを感じますね。
コージーのドコドコのツーバスが気持ちいい!これぞ、コージーですね。

なお、アルバム「オクトパス」はコージーのソロ作品の中では、ちょっと地味な存在。
日本のレコード会社の企画ではじまった1作目、2作目は豪華メンバーがゲストで、テクニカルな演奏が評判になったのですが、3作目の「オクトパス」は、当時のホワイトスネイクのメンバー(「Slide It In」のレコーディング時のメンバーからミッキー・ムーディとデヴィッド・カヴァーデイルを除いたメンバー)が参加して作っています(1曲だけ、ゲイリー・ムーアが参加。またパープル・ファミリーのドン・エイリーも参加)。そのためか、テクニカルな面はなく割と普通のロック・サウンドです。特にギターのメル・ギャレーはプレイがシンプルなので音色で勝負って感じかな。センスはいいです。

コージー、早く逝っちゃたな。でも、この存在感のあるドラムは唯一無二で忘れられないサウンドです。彼の音は多くの人の心に強く残っています。
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Voice of America! やっぱりサミー・ヘイガーはいい!Father Time - Sammy Hagar & The Circle

2022-10-18 21:04:31 | アメリカンロック
Father Time - Sammy Hagar & The Circle

発売されたばかりのニュー・アルバム「SAMMY HAGAR & THE CIRCLE – CRAZY TIMES 」からお気に入りの曲を紹介しましょう。
まさにアメリカ!というメロディと声。これぞサミー・ヘイガー!
メロディも最高です。
素朴でありながら、広がりと深さを感じさせる彼の歌声。
御年、75才ですが、いまだに艶があります。
この曲、しばらくヘビロテしそうです。

そして、ニュー・アルバムのボーナス・トラックから1曲。
アメリカン・ハード・ロックらしさ満載です。バンドのメンバーは、本人以外はベーシストにマイケル・アンソニー、ドラマーにジェイソン・ボーナム、ギターにヴィック・ジョンソン。 

2120 - Sammy Hagar & The Circle


最後に、アルバムタイトルソングです。
Sammy Hagar, The Circle - Crazy Times  
75才のロックンローラー!
いかがですか? 
こんな彼を見てると老け込むわけにはいかないと思っちゃいますね。
コメント (7)
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David Coverdale の足跡を辿る 第4回 ソロアルバム「White Snake」

2022-10-15 20:39:12 | David Coverdale の足跡を辿る
David Coverdale - Lady

さて、誰でも知っているディープ・パープル時代の話をサクッと終えて、本題です。

このあたりの作品は歴史に埋もれているんですよね。
初めてのソロアルバム「White Snake」は1977年発表。
当時、私は高校生で、ディープ・パープルのファンであって、周りのバンド仲間もディープ・パープル好きでいっぱいでしたけど、この作品については、みんながっかりしていたことを記憶しています。実際、売れなかったと思うし、評判もよくなかったですよね。今でこそ、マニアから「素晴らしい作品!」「玄人受けするブルージーな大人のロック!」なんて絶賛されていますが、当時は「ディープ・パープルの音楽からかけ離れた地味な作品」というイメージでした。実際、私もラジオで聞いてがっかりしました。ディープ・パープルの派手な音とは全然違う趣味的な作品だったからです。

このアルバムはどういうわけか、元ディープ・パープルのロジャー・グローヴァーがプロデューサーで、ドラムが名手サイモン・フィリップスです。実は同じ1977年に発表されたJudas Priestの傑作「Sin after Sin」も同じ組み合わせなんですよね。レコード会社が斡旋したんでしょうかね?

この作品を一言で言うなら、趣味丸出しのブルージーなロック・アルバムということでしょうか?当時20代だったDavid は アメリカン・ロックが好きだったようで、商業主義的なディープ・パープルとは180度違った音楽を作ってしまいました。まあ、成功したんだから、ファンが期待する作品ではなく、自分の好きな音楽をやろうと開き直ったのかなあ。その後60才を過ぎて、派手派手なロックをやるとはこの時は想像もしなかったでしょう。20代の彼は渋いロックに憧れてたのですね。

最初に紹介した「Lady」は1曲目ですが、スライド・ギターに、ブラス・セクション、そして、女性コーラス!サザン・ロックかと思うようなレイドバックした大人のロックンロールでした。おいおい、ブリティッシュ・ハード・ロックはどこに行ったんだ?と思うファンが多かったかなあ?
でも、ディープ・パープルという前提がなければ、なかなかいい曲です。当時はファンはついていけなかったというのが事実ですね。

次に紹介するのはこの曲。「Goldies Place 」。

David Coverdale/Whitesnake-Goldies Place (1977)

まるで、リトル・フィートかスティーリー・ダンを思い起こすAOR的なアメリカン・ロック風の1曲。今では考えられませんね。
なかなか新鮮です。渋いけどかっこいい。

最後にもう1曲。「Hole In The Sky」。

David Coverdale/Whitesnake-Hole In The Sky (1977)

David の声を生かしたしっとりしたバラードですね。
やはり、彼の才能はこうした曲で発揮されますね。

ご紹介した3曲以外も様々な顔を見せています。
実にヴァラエティに富んだアルバムです。ちょっと渋いけど。
聴きこむほど味が出るアルバムかもしれません。

とにかく、ディープ・パープルの商業主義から離れて、自分の好きな音楽とは何かと考えて作った1stソロアルバムなんだと思います。

そして、このアルバムのタイトルが後の自分のバンドの名前になるんですね。
Whitesnakeとは男性自身を指すことばと言われていますがどうでしょうか?

次回はソロアルバム2作目を取り上げます。

追記
このファーストソロアルバムのバッキングは
ギターが、ホワイトスネイクで長い付き合いとなるMicky Moody で、
ドラムスが、スーパー・セッション・ドラマーのSimon Phillips
キーボードがTim Hinckley
ベースが De Lisle Harper
そして、女性コーラスとホーンセクションです。
プロデューサーはRoger Gloverですね。

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