ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

この高音の声が、気持ち良くてハマってしまう。Jesse Colin Young - Ridgetop 1973 HQ Sound

2021-09-25 15:29:46 | シンガーソングライター

Jesse Colin Young - Ridgetop 1973 HQ Sound

元ヤングブラッズのジェシ・コリン・ヤングのライブ・アルバム「On The Road」からです。

レコードでは、A面(1~5)がアコースティック・サウンド、B面(6~9)がエレクトリック・サウンドと分けてたようですね。

名盤と呼ばれていますが、当時、この作風はかなり時代を先取りしてたと思います。だって、AORの雰囲気が強い。つまり、オシャレ過ぎる。私も、今だから、気持ちいいなーって思って聴いていますが、当時中学1年生の私がこの作品を聴いてたら、「こんな気取った音楽聴けねーよ。」「大人っぽすぎる。若者向きでない。」と思ったことでしょう。幸か不幸か、この作品というかジェシ・コリン・ヤングを知ったのはかなり時間が経ってからです。

まず、ご紹介するのは、8曲目の 「Ridgetop」。管楽器大活躍で、バックの演奏がフュージョン臭たっぷり。サックスが気持ちいいですね。ちょっと聴きどころの1曲です。

次には1曲目の「Sunlight」。アコースティックなサウンドで、フルートが目立ちますが、AOR好きの人にはたまらない大人のロックの雰囲気たっぷりといったところでしょうか。ワインかウイスキーのグラスを片手にオシャレなバーで飲みながら聴くのが似合いそうです。それにしても、声が高い。これは才能ですね。

Jesse Colin Young ♪ Sunlight

 

マービン・ゲイのカヴァーも評価が高いですね。この曲です。

what's going on / mercy mercy me - jesse colin young ('76)

高音が見事ですね。目をつぶって聴くと黒人ヴォーカリストと間違えそうです。サックスがヴォーカルに絡んでくるところはオシャレの究極です。ヴォーカリストの力量を示す曲と言っていいでしょう。

 

ラストはこの曲。9曲目です。

T Bone Shuffle

これまた渋いですね。Tボーン・ウオーカーのカヴァーです。これも、ブルース魂がさく裂したヴォーカルを聴かせてくれます。それにしても器用です。

ギターとヴォーカルのユニゾンが超カッコいいですよ!ここは聴きどころです。そして、ラストまで大盛り上がり。

この人は黒人音楽を理解してるなーと感心してしまいます。

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ミスター・テレキャスター!Steve Cropper  / Give 'Em What They Want

2021-09-23 13:05:20 | ギタリスト

Give 'Em What They Want

この人については、中学生の頃、「ジェフ・ベック・グループ(オレンジ・アルバム)」のプロデュースをしていることで知りました。

その後、1980年ごろに映画「ブルース・ブラザーズ」での演奏を見て、大好きになりました。

乾いたテレキャスターの音が実にかっこよくて、気持ちいいんですよね。

さて、この作品は1981年の作品でしょうか?

彼の、気持ちいいギターの音が楽しめる2曲をアップしました。

Playin' My Thang

 

そして、映画の1シーンから。

ホントに音がいいですね。スティーブの存在感を感じます。

Blues Brothers: Soul Man - SNL

 

2021.9.24 追記

ハリジョージスン様よりご指摘がありました。上記動画は映画の1シーンではなく、「Saturday Night Live」で、映画と同様のパフォーマンスをしたものとのことです。

映画をしばらく見てないので、わかりませんでした。すみません。ハリジョージスン様に感謝いたします。

 

 

 

 

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カンタベリー・ロック特集6 Soft Machine 「fourth」 は1曲目のこの曲に尽きます!あとの曲は・・・ Soft Machine - Teeth (1971)

2021-09-20 15:48:30 | カンタベリー・ロック

Soft Machine - Teeth (1971)

カンタベリー・ロック特集をしばらくお休みしていました。まあ、マイペースでやっていきたいと思います。実は、もう一つ、あるイギリスのバンドの特集を計画してて、そちらの準備もあり、けっこう大変です。

さて、今回はソフト・マシーンの4作目。

メンバーはマイク・ラトリッジ(オルガン、ピアノ)、ヒュー・ホッパー(ベース)、ロバート・ワイアット(ドラム)という主要メンバーに前作から加わったエルトン・ディーン(アルト・サックス、サックセロ)の4人が中心。そして、ゲストとして、ロイ・バビントン(ダブル・ベース)、ニック・エヴァンス(トロンボーン)、マイク・チャリグ(コルネット)、ジミー・ヘイスティング(アルト・フルート、バス・クラリネット)、アラン・スキッドモア(テナー・サックス)が参加しています。

それにしても、ジミー・ヘイスティング!カンタベリー・ロックのバンドの色んな作品に参加してませんか?すごくフット・ワークが軽い。

この作品で言えるのは、ついにヴォーカルレスになってしまったこと。当然、ロバートは面白くはないはずですから、このアルバムを最後に脱退してしまいます。でも、この作品でいいドラムを叩いています。

この作品は、わりとにぎやかな印象があった前作に比べ、1曲目の「Teeth」を除くと、かなり地味。でも、「Teeth」という曲がかなりいいので、このアルバムは聴き方によって評価が変わりそう。つまり「Teeth」だけ聴いた人は「おっ、かっこいい、いい作品じゃないか!」と評価するし、「Teeth」以外の曲を聴いた人は、「うーん、マニアックだ。」と辛そうにするかもしれない。

まあ、公平に評価するために、全曲を説明します。

さて、動画を貼り付けた1曲目「Teeth」は、最初から、かっこいいジャズの雰囲気たっぷり。ラトリッジが前作までと違ってエレピで入ってくる。ベースもかなりジャズっぽい。緊張感漂うなか、けっこうポップなメロディがある。エルトンのサックスはノリまくり。ホッパーのファズ・ベースが入る3分台後半からロックっぽくなり、そして、さらにフュージョンっぽくなる。この辺の展開は見事。聴きやすい。6分過ぎからラトリッジのオルガン・ソロが入ると完全にロックだ。ホーン・セクションはバッキングになってしまう。8分過ぎからは自由なフリー・フォームな演奏になり、そして静かになって終わる。ラトリッジ作。

2曲めのホッパー作の「Kings and Queens」はやや暗くて地味め。シンプルなリフの繰り返しの中、クラリネットが自由に吹きまくる。

3曲目のディーン作の「Fletcher’s Blemish」はまさにフリージャズと言った感じの混沌とした曲。音で遊んでる感じが強い。

4曲目から7曲目までは組曲「Virtualy」。ホッパー作。

パート1はベースとドラムの音がかっこいいが、単調かな。

パート2は混沌としているが、3分40秒過ぎからパート1のメインテーマが復活し、スピードが出てきてかっこよくなる。フュージョンっぽくて聴きやすい。

パート3は変な管楽器とオルガンの音で始まる。静かなメロディアスな曲になっていくが、管楽器は変なまま。突然、ファズ・ベースが始まり、ロックになる。サックスも参加。

パート4はファズ・ベースはなくなり、静かになる。エレピが主張し始める。管楽器は小さな音。だんだんサックスの音が大きくなっていくが地味。盛り上がりそうで盛り上がらない。

うーん、1曲目以外は、かなり聴きこめば楽しめるかもしれないが、全体的に地味です。やはり1曲目「Teeth」に尽きますね。

 

次のカンタベリー・ロック特集はソフト・マシーンを脱退したロバートが結成した「マッチング・モウル」を取り上げる予定です。

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まるで、70年代の歌謡曲。でも、そこがいい!歌詞とメロディが良ければ好きです!Anthem - Unbroken Sign

2021-09-18 14:24:39 | 日本のロック

Anthem - Unbroken Sign

アンセムは1980年代から活躍している日本のハード・ロック/メタル・バンドです。

メンバー・チェンジをしたり、解散して再結成したり、いろいろあったバンドですが、リーダーの柴田氏がかなりしっかりした考え方と強い意思をもっており、固定ファンも揺るぐことがなく、バンドは続いております。

そんな彼らが2012年に発表した作品において、大好きな曲が2曲あるので紹介いたします。

なぜ、その2曲が好きかというと、坂本英三氏のヴォーカルが、完全に70年代の歌謡曲に振れているからです。もしくは、アニソン系でしょうか?これがたまらないんです。

バッキングは洋楽のハード・ロックであっても、歌は完全にドメスティック!洋楽っぽさのかけらもありません。割り切り過ぎていてかっこいいのです。

 

坂本英三氏と言えば、アニメタルのヴォーカルで成功した人物であり、さもありなんという感じなんですが、それにしても、この曲、見事に70年代の歌謡曲の雰囲気があります。(ごめんなさい。アニメ・ファンだったらアニソンの雰囲気って言うかもですね。)

そうですね、西城秀樹が歌っても、違和感なしと思うのです。

でも、そこが大好き。メロディの展開がツボにはまります。歌詞も実にわかりやすい。サビの部分の起承転結は気持ちがスッキリします。

私、70年代、洋楽と同様にアイドル歌謡が好きだったので、それが原因かもしれません。

 

 

ANTHEM - OVERTURE~ON AND ON

こっちの曲は劇的なインストから、入ってきます。このわざとらしさがいいんですね。

歌が始まると、坂本英三氏の完璧な日本語発音のジャパニーズ・イングリッシュがさく裂。かっこいい!

キレイな発音の英語がいいってわけじゃないんです。曲にハマるかどうか、曲がかっこよくなるかどうかが私にとっては大事。

かっこよければオッケー。痺れます。

「孤独に飛び込め」「一人でかけぬけよう」「恐れるものはない」「心の声を追いかける」「この身焦がしてたどり着く日まで」「とどまることなど死んだも同じ」っていう歌詞がすごい。

21世紀にこんな歌詞を聴けるとは!熱い気持ちが蘇ってくるじゃないですか!

まさに70年代!熱血マンガのセリフです。ギターのかっこよさも相まって、坂本氏のヴォーカルは最高潮。

 

というわけで、この2曲をよく聴く私です。

アンセムについては、他のアルバムはちょっと違う印象ですので、ご注意を。

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たまには、どブルースで・・・ What'd I Say / Steve Cropper 、Albert King 、Pop Staples

2021-09-17 21:29:20 | ギタリスト

What'd I Say

有名曲を題材にしたセッション・アルバム「Jammed Together」からです。

Steve Cropper 、Albert King 、Pop Staples が実に気持ちよくギターを弾いています。

ブルース・ギターって、時々無性に聴きたくなるんですよね。

それが、ロック・ファンの性かも。

実によく絡むギターです。1969年の作品です。

それにしても、ギタリストの個性がよくわかるセッションですね。

生で、聴けたら最高でしょうね。

 

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