Jesse Colin Young - Ridgetop 1973 HQ Sound
元ヤングブラッズのジェシ・コリン・ヤングのライブ・アルバム「On The Road」からです。
レコードでは、A面(1~5)がアコースティック・サウンド、B面(6~9)がエレクトリック・サウンドと分けてたようですね。
名盤と呼ばれていますが、当時、この作風はかなり時代を先取りしてたと思います。だって、AORの雰囲気が強い。つまり、オシャレ過ぎる。私も、今だから、気持ちいいなーって思って聴いていますが、当時中学1年生の私がこの作品を聴いてたら、「こんな気取った音楽聴けねーよ。」「大人っぽすぎる。若者向きでない。」と思ったことでしょう。幸か不幸か、この作品というかジェシ・コリン・ヤングを知ったのはかなり時間が経ってからです。
まず、ご紹介するのは、8曲目の 「Ridgetop」。管楽器大活躍で、バックの演奏がフュージョン臭たっぷり。サックスが気持ちいいですね。ちょっと聴きどころの1曲です。
次には1曲目の「Sunlight」。アコースティックなサウンドで、フルートが目立ちますが、AOR好きの人にはたまらない大人のロックの雰囲気たっぷりといったところでしょうか。ワインかウイスキーのグラスを片手にオシャレなバーで飲みながら聴くのが似合いそうです。それにしても、声が高い。これは才能ですね。
Jesse Colin Young ♪ Sunlight
マービン・ゲイのカヴァーも評価が高いですね。この曲です。
what's going on / mercy mercy me - jesse colin young ('76)
高音が見事ですね。目をつぶって聴くと黒人ヴォーカリストと間違えそうです。サックスがヴォーカルに絡んでくるところはオシャレの究極です。ヴォーカリストの力量を示す曲と言っていいでしょう。
ラストはこの曲。9曲目です。
T Bone Shuffle
これまた渋いですね。Tボーン・ウオーカーのカヴァーです。これも、ブルース魂がさく裂したヴォーカルを聴かせてくれます。それにしても器用です。
ギターとヴォーカルのユニゾンが超カッコいいですよ!ここは聴きどころです。そして、ラストまで大盛り上がり。
この人は黒人音楽を理解してるなーと感心してしまいます。