Montrose - Rock The Nation
エドガー・ウインターとの活動を経て、1973年、ギタリストのロニー・モントローズは自らのラストネームを冠したバンド、モントローズをスタートさせる。
これが豪快で、気持ちのいいハードなアルバムであった。
ヴォーカルはサミー・ヘイガー。間違いなく名盤でなのだが、当時はそんなに騒がれなかったから不思議である。
当時、徹頭徹尾、ハードにドライビングするバンドと言うのは意外にアメリカにはなくて、イギリスっぽいなあと思ったものだが、
そこはアメリカのバンド、カラっとしていて、湿度は全然ない。スポーツのようなハードロックだった。
ロニー・モントローズはガンマを結成したり、ハービー・ハンコックやトニー・ウイリアムスと活動して、ジャズ・フュージョン畑まで進出したが、結局、このアルバム発表当時の勢いには至らなかったような気がする。このアルバムはハード・ロック・ファンなら必携の作品です。