ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

David Coverdale の足跡を辿る 第6回 Whitesnake スタート

2023-06-11 16:21:02 | David Coverdale の足跡を辿る
Whitesnake - Come On (Official Music Video)

1978年、DAVIDはついに、バンド「ホワイトスネイク」をスタートさせます。最初の作品は4曲入りのEP。
バンド名は当初は「DAVID COVERDALE'S WHITESNAKE」で、リッチー・ブラックモアが当初、ブラックモアズ・レインボーとしていたのと似てますね。
まあ、ソロ・プロジェクトの要素が強いバンドという意思を感じます。
メンバーはミッキー・ムーディ(G)、バーニー・マースデン(G)、ニール・マーレイ(B)、デイブ・ドウル(D)、ゲストキーボードとしてピート・ソーリー。
この「カム・オン」はまさに、初期のホワイト・スネイクの魅力が凝縮されたような1曲。音質が良くないし、なんかアレンジが詰まっていない感じはするけど、ポップな味わいのあるブルース・フィーリングあるハード・ロック。シンプルだけど飽きがきません。

このEPには、ライブでファンとの掛け合いが有名な「AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF CITY」が収録されいることも重要。この曲は1974年のボビー・ブランドの作品がオリジナルだけど、全く違う曲に仕上がっています。
何となく、軽いオリジナルに比べ、かなりしっとり、じっくり聞かせる曲となっていますね。聴き比べてみると面白いです。

Whitesnake - Ain't No Love in the Heart of the City (Official Music Video)  

Bobby "Blue" Bland - Ain't No Love In The Heart Of The City  


初期のホワイトスネイクって、最近では絶賛されることが多いのですが、リアルタイム時は地味で人気ありませんでしたね。やはり、パープルやレインボーの派手な音と比較してしまう傾向があったのでしょう。
前回も書きましたが、若い時のDAVIDは渋さを追求してましたね。
コメント (2)
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David Coverdale の足跡を辿る 第5回 ソロアルバム「North Winds」

2023-06-03 16:51:04 | David Coverdale の足跡を辿る
David Coverdale-Time And Again (1978)  

久々にこの特集を再開します。
1978年発表のセカンド・ソロ・アルバム「North Winds」です。邦題は何故か「嵐の叫び」(笑)。
バラエティ豊かなアルバムに仕上がっています。
プロデュースは元パープルのRoger Gloverで
演奏メンバーは Micky Moody(g),Tony Newman(d),Alan Spenner(b),
Tim Hinkley(key)。

最初に取り上げたのが4曲目「Time and again」。まるでAORのこの曲。けっこういいんですよ。
味があり、ちょっとボズ・スキャッグスがはいっているかな?

Shame On The Devil - David Coverdale  
ボーナストラックの1曲目「Shame On The Devil 」。
ファンキーで面白いです。Jガイルズバンドあたりを意識したかな?ホワイトスネイクでは絶対ないタイプの曲ですね。


David Coverdale - Sweet Mistreater
ボーナストラックの2曲目  「Sweet Mistreater」はとても軽くてポップな曲。
このアレンジの強さには驚いてしまいます。いろんな曲にチャレンジしていた時代だったんですね。必ずしもブルージー路線にはこだわっていなかった時期なのかもしれません。

ソロ2作を振り返ってみると、彼は売れることにこだわらず、やりたい音楽を楽しむという姿勢だったのだと思います。
パープルで大金を手にして、スターになった彼は、レコード会社の思惑通りの音楽を作るのが嫌になったのでしょう。

しかしながら、ソロ2作で遊んだ?彼はバンド活動をスタートすることにします。でも、あえてパープルの様な派手系のサウンドを拒否し、大人向けの渋めのブルース系ハードロックで勝負しようとしたんですね。まあ、ちょっと大人ぶってみたかったのでしょうか?若いのに渋さを強調したくなるのはよくあることで・・・(その反動で、年取ってから派手系に転じます。)
で、次回からこの特集はWhitesnake時代に突入します。
地味ながら、ブルージー・ハードロックにまい進していたWhitesnake時代の初期をじっくり味わっていきたいと思います。

コメント (4)
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