Robert Johnson - Love In Vain Blues (Takes 1&2) (1937)
ミーハーだったロック・ファンがより深い洋楽を追及したいと色んなものを聴いていくうちに、
たどり着いたりするのがこのロバート・ジョンソンだ。
私の同世代の人で、中学1年生の時はビートルズ、中学2年生から3年は、ハード・ロックとプログレ、そして高校になってからはオールマンやザ・バンド、グレイトフル・デッドに移行し、そして3大キングなどを経て、このロバート・ジョンソンまで聴くようになってるという人がいたりする。
こういう人に限って、中学の時にクイーンやパープルを聴いていたことをなぜか隠すのですね。「僕は大衆的な音楽は聴かないんだ。」みたいな感じで。
黒歴史なのか?と突っ込みたくなります。まあ、どんなジャンルのオタクも初心者の頃のことを隠したがるかな?
まあ、オタクは別にしてロック・ギタリストにとっては、やはり神様的存在だと思います。ロック・ギターの元祖とも言えますから。
またブルースギターを一生懸命練習してる人にとっては、この20世紀初頭の基本中の基本のギターは非常に参考になると思います。
アコースティック・ギターですから、非常にシンプルでいい見本になりそうです。
でも、1930年代ですから、当時の人間にとっては、超絶技巧のテクニックと感じたでしょうね。
1970年代のヴァン・ヘイレン以上の衝撃だったかもしれません。
ですから十字路で悪魔に魂を売り渡して技術を身に付けたという「クロスロード伝説」ができちゃったという・・・
それにしても、この人、何と27才で亡くなったというのは驚きです。残した曲は29曲のみ。天才は短い期間ですごい仕事をしたものです。
ウイスキー・グラスを傾けながら聴きたい音楽ですね。