ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

このイントロは本当に最高だ!安らかに!Ken Hensley & Live Fire - July Morning - Live in Russia 2018

2020-11-29 16:41:26 | HARD ROCK

Ken Hensley & Live Fire - July Morning ( Uriah Heep ) - Live in Russia 2018

 

ケン・ヘンズレーが今月4日、逝去した。75才だった。

私にとって、ケン・ヘンズレーといえば、やはりこの曲に尽きる。

高校1年になって、間もない時期、友達が音楽室でこの曲のイントロを弾いているのを聴いて、何とかっこいいイントロだと感動したものだ。

私は中学の時からロックを聴いていたけど、ユーライア・ヒープは「安息の日々」と「対自核」の2曲(この2曲はロックの名曲ということで、ラジオでけっこう流していた)、そして当時最新アルバムだった「幻想への回帰」の曲しか知らなかったので、衝撃を受けた。

イントロだけでなく、曲の各所で聴かれるケンのキーボード・プレイはホントに魅力的である。

今でも、7月になると、朝、この曲を聴きたくなってしまう。

長尺な曲ではあっても飽きることのない湿ったメロディは耳に焼き付いて離れない。

ミック・ボックスのギターも信じられないくらい想像的である。まさに奇跡の一曲だ。この動画はユーライア・ヒープでないので、違う人がギターを弾いているが、ミックのイメージ通りに弾いている。やはりこれは変えられない。

ケン、この曲を作り出してくれて、ありがとう!

天国で一緒にこの曲を作ったデビッド・バイロンが待ってるよ!

安らかに!

 

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エリック・カズ特集④ソフトに変化、オシャレ度アップ。Cul-De-Sac - Come With Me他

2020-11-23 16:56:11 | シンガーソングライター

Cul-De-Sac Track 10 - Come With Me

Cul-De-Sac Track 6 - My Love Will Never Die

Good as It Can Be

特集4回目でございます。

さて、今回は1974年の作品で、セカンド・ソロ・アルバムをとりあげます。

前回同様に240さんのブログ「音楽の杜」で2010年9月に取り上げていることを紹介いたします。楽器目線でのコメントがなかなか通っぽくていいと思います。腕利きスタジオ・ミュージシャンの音は魅力的ですからね。

さて、この作品についてですが、ネットの評判を見ると、ファースト・アルバムの方が評価されているような気がしますねー。

なんていうか、ファーストの方が禁欲的というか、渋いというか、孤高の詩人っぽい感じがするし、バックのサウンドも、わかる人にはわかるという玄人っぽさがあるのがいいのかな?

セカンド・アルバムは聴きやすく、より大衆に訴える要素が強い作品のような気がします。

セカンドはファーストより、軽く、ポップになっています。

もちろん、ファーストっぽい作品も多いのですが、「come with me」のご機嫌な感じ、「my love will never die」の甘いポップな感じ、「good as it can be」の80年代を予見させるポップな味わいはアルバム全体の雰囲気を大きく変えてますね。単純に、彩が豊かになったと感じます。

まあ、アルバムごとにカラーが違うというのもいいと思います。

次回は、彼が提供した作品を取り上げます。

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エリック・カズ特集③お洒落で朴訥!中毒ファン多し。If You're Lonely - Cruel Windほか

2020-11-08 21:58:27 | シンガーソングライター

If You're Lonely Track 1 - Cruel Wind

1972年の初のソロ作品である。

非常に評価が高く、ネットにおいてこの作品を悪く言う人はいない。私のブログ仲間では「240」さんが、ご自身のブログ「音楽の杜」において2010年4月、9月にこのアルバムと次の作品を詳しく説明しているので、是非ご覧いただきたい。渾身のレポートです。

私はというと、この人がリアルタイムでは日本ではどうだったかという話から始めたい。

1972年というと私が小学校6年生。まだ洋楽を聴いていないので、この作品については知らないのが当然である。でも、次の「Cul- De-Suc」は1974年、中学2年生なので、私はガンガンに洋楽を聴いている。ラジオと当時の愛読書「ミュージック・ライフ」とFM音楽雑誌が情報ソースだった。

でも、私はエリック・カズを知らなかったし、周りの音楽友達も聴いていなかった。私は中学3年生の時、レオン・ラッセルに夢中になった時期もあるから、全米ヒット曲ばかり聴いてたわけではないのだが、全然知らなかった。中村とうよう氏が編集長をしていた「ニュー・ミュージック・マガジン」は苦手だったから読んでなかったのだが、たぶん、「ニュー・ミュージック・マガジン」なら、けっこう載せていたかもしれない。アメリカの泥臭いロックの論評とか多かったしね。

何を言いたいかというと、1970年代前期、この人は日本ではほぼ無名だったということだ。知る人ぞ知るシンガー・ソング・ライターと言う感じだったはず。でも2020年現在では、ネットを中心に初期のソロ2枚が絶賛されているわけで、時間をかけて、日本の洋楽ファンにその名声を高めていったのではないかと推測する。たぶん、当時のリアルタイムの音楽ファンより、後追いの若い音楽ファンの方が、書籍やネットで、当時の音楽状況を俯瞰しているので、詳しい傾向にあるのではと思う。

さて、このファースト・アルバムの話である。

いろいろな表現がある。

「SSW(シンガーソングライターの略。いつからこんな略し方になったんだ?ネットではこの表現が当たり前となってる。)ブームの中で出てきたアーティストの一人。」「早すぎたAOR。」「AORの始まり。」「ニューヨークの腕利きセッション・ミュージシャンがバックを固める傑作。」「素朴だがおしゃれ。」「ゴスペルやスワンプ調を取り入れた作品。」等々。

まず、音がオシャレだ。確かな腕があるミュージシャンの演奏と豪華な女性コーラスが全体に溶け込んでいる。でも、基本はエリックの素朴で暖かい声だ。歌はうまいわけではないのだが、聴くものを虜にする不思議な声と歌い方である。メロディも特にポップではなく、どちらかというと渋い感じである。ヒット曲になりそうな感じではない。でも、スルメのように聴けば聴くほど味が出てくる。これがたまらない。

この作品は次作に比べると、どちらかと言うと静かな印象だ。それだけに、聴きこみたくなる作品と言える。

まあ、ツッコミどころはある。それは、アルバムタイトル曲である「If You're Lonley」はS&Gの1970年発表の「明日に架ける橋」っぽいメロディが出てくる。まあ、エリックはアート・ガーファンクルに曲を提供しているから、問題になってはいないのだろうけど・・・。また、「When I'm Gone」は何となく「LET IT BE」に似てる感じがする。まあ、ご愛敬としてとらえられる程度だ。なんだかんだ言って、いい曲なので、ここにアップします。胸にしみいるエリック・ジャスティン・カズの不思議な歌の力を感じてほしい。

とにかく、このファースト・アルバム、丁寧に細かく作られた作品で、一曲が短いというところが好感が持てる。

一人でじっくり聴きながら作品に向かい合いたいと思ってしまう。

If You're Lonely Track 2 - If You're Lonely

If You're Lonely Track 8 - When I'm Gone

次回はセカンド・アルバムを取り上げます。

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エリック・カズ特集② マッド・エイカーズに参加 Cowpoke

2020-11-07 21:19:40 | アメリカンロック

Cowpoke

名盤の誉れ高い、ソロ作品に行くまえに、寄り道をしてしまいました。

ハッピー&アーティ・トラウムが音楽仲間に声をかけて、作ったアルバム「Music Among Friends」にエリック・カズが参加しているので、

それを取り上げたくなりました。

このアルバムは「Mud Acres」という曲を除き、トラッド・ソングのカバーを集めているようです。

 

この曲はカントリー調の脱力系のサウンドで、エリック・カズの声はとてもリラックスしたものとなっています。1972

年の作品で、彼の初のソロ・アルバム発表の時期に重なっています。

短い曲ですが、ソロ作品とは違った味わいがあります。

マリア・マルダーとリー・バーグがハーモニーを付けてるようです。

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秋が深まってきました!カズの大特集をします!① blues magoos - TONIGHT THE SKY'S ABOUT TO CRY

2020-11-03 07:32:01 | アメリカンロック

BLUES MAGOOS - TONIGHT THE SKY'S ABOUT TO CRY

 

カズこと、三浦知良は静岡県出身のサッカー選手で・・・

じゃなかったΣ(・ω・ノ)ノ!ヒトマチガイ

 

このblogは音楽のブログですので、アーティストです。

そう、カズはカズでも、エリック・ジャスティン・カズことエリック・カズです。

彼の功績を私としては、歴史をさかのぼって、何回かに分けて、特集したいと思います。

70年代の洋楽ファンならソングライターとしての彼の功績が偉大であること、彼自身の歌がいかに素晴らしいことを十分承知しているとは思います。

私としては秋が深まるこの時期、改めてその足跡を追ってみたくなりました。

彼は、1946年1月21日、ニューヨークのブルックリン生まれです。74才で、存命のようです。

私の知る限り、ショービジネスの表舞台に出てきたのは、ブルース・マグースへの参加ですね。ブルース・マグースについては私の最近のブログで取り上げているので、見てください。

彼は、ブルース・マグースの1969年の4枚目の作品から参加しています。

この曲はブルース・マグースのラスト・アルバムである1970年の5枚目の中の1曲です。彼らしい声が響き渡るしっとりとした曲ですね。

もう、この時点で独特の世界を作り上げている気がします。ジャズ・ロック志向であった当時のブルース・マグースの世界とも合ってました。

 

次回は有名な70年代前半のソロ作品2枚を取り上げます。

 

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