大江千里 未成年ライブ⑤ 十人十色
星野源 – 恋(Live at Tokyo Dome 2019)
星野源の曲がやたらと世の中で流れるようになったとき、
「これって、最近のJポップでは聴かない感じのメロディとアレンジだなー。どこか懐かしいような・・・」と思った。
そして、このポップで、甘い感じ。ハッピーであふれている雰囲気は・・・そう!大江千里の初期の世界に似ている!
顔も、声も似ていない。
でも、なんかウキウキする感じが共通する!と確信した。
こう感じた人は私以外にもいたようで、ネットで検索すると結構出てくる。
大江千里は同世代ながら、当初、あまり好きではなかった。なんかチャラチャラしてる感じがしたし、女の子にキャーキャー言われてるし、2枚目半で、そんなにかっこよくないし、歌も上手いと思わなかった。同世代なら、角松敏生の方がシティ・ポップスを追求していて、共感できるって思ってた。
でも、不思議なことに、何となく大江千里の曲に引き込まれてしまう。いつの間にかよく聴くようになってしまっていた。そして、遡って初期の曲も聴くようになる。
原因は彼が出演したトレンディ・ドラマ「君が嘘をついた」(主役は三上博史)における演技が気に入ってしまったからだ。工藤静香に片想いする演技がすごくよかった。演技が上手いかどうかということより、ナイーブで、奥手な性格の青年の役がすごくハマっていて、すごく共感してしまうのである。
演技を気に入ることにより、彼の曲を聴きたくなるという欲求が出てきた。
彼の演技の元になる彼の作品をもっと味わいたいという気分になったのだ。
そして、不思議なことに、女性アーティスト、渡辺美里との協力関係もすごく気に入ってしまう。それは次回に述べたい。
で、星野源である。彼も役者兼ミュージシャンである。しかも2枚目半で、親近感がわくタイプだ。
同じような雰囲気のアーティストが30年以上の時を経て、世に出てくるとは!
大江千里のピアノをバックに、星野源に大江千里の曲のこの「十人十色」を歌わせてみたい!