ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

Skin in the Game /The Immediate Family  2024.2 リリース 伝説の職人たち健在!

2024-02-17 05:43:01 | AOR
1970年代のウエスト・コースト・サウンドの職人的ギタリストとして、有名なダニー・コーチマー。
その彼が属するバンド、The Immediate Family のセカンド・アルバムが発表されました。
このバンドは伝説のバンド「ザ・セクション」のメンバー、ダニー・コーチマー(g)、リーランド・スカラー(b)、ラス・カンケル(D)、に加え、やはり職人的ミュージシャンのワディ・ワクテル(g,v)、スティーブ・ポステル(g,v)が参加したまさに大人のアメリカン・ロック・バンド。
ザ・セクションについては、このブログの2021.1.10の記事(カテゴリーはクロスオーバー)、ダニー・コーチマーについては2021.9.5の記事(カテゴリーはAOR)ごご覧ください。
アルバムの内容は、まさに、多様なロック・サウンド。
みんな、おじいさんなのに、音が若い!まさに音の玉手箱や!って感じ。

南部っぽい、粘っこい土っぽい音がこのバンドの真骨頂みたいだけど、あのウエスト・コースト・サウンドも再現してたりして、うれしい。
まずは、その手の爽やかサウンドからご紹介します。「Catch You On The Other Side」。おお、70年代、おお、西海岸!タイムマシンに乗ったみたいにあの時代を感じます。

Catch You On The Other Side



ファンキーな「24/7/365 」はジェームス・ブラウンを彷彿とさせて、これも、70年代の雰囲気がありますね。

24/7/365



この曲「Love Suicide」なんかは、スティーリー・ダンのようなAORの雰囲気たっぷりです。リフとかギターの音は何となく拝借している感じがありますね。

Love Suicide  


AC/DCに触発されたというリーダー・トラック「Whole Lotta Rock and Roll」。AC/DCというより、サザン・ロックですね。スワンプの香りがします。土臭い感じかな。粘っこい感じが、クセになりますね。

The Immediate Family - Whole Lotta Rock and Roll


最後にアルバム・タイトル・ソングです。
大人のロックです。
スケールの大きさを感じさせるゆったりしたサウンドの中に、年輪のような重みを感じて聴き入っちゃいます。

The Immediate Family - Skin In The Game (Official Video)



このアルバム、未だ現役という感じ満載の素晴らしい作品です。
70年代のアメリカン・ロック好きなら、聞き逃せないと思います。
衰えてしまったスターたちが多いですが、この人たちは、基本裏方系なので、全く衰えないまま職人の技を維持していますね。
クラシック・ロック万歳です。
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暑い夜にはこんな曲でも   Nick DeCaro - Tea For Two.

2023-08-06 15:40:50 | AOR
暑い日が続きますね・・・
この言葉を繰り返してしまいますねー。

暑い日の夜、寝苦しい時はこんな曲はいかがでしょうか?
AORの有名人ニック・デカロがカヴァーしたこの曲、お洒落で、心が落ち着きます。
眠りに誘ってくれるかも・・・

Nick DeCaro - Tea For Two.

この曲、ジャズのスタンダードにもなってますが、最初は1924年にミュージカル使用された曲で、ヒットしたようです。

その後、1950年公開のミュージカル映画でドリス・デイとゴードン・マックレーがデュエットしたのが有名です。

Doris Day and Gordon MacRea - "Tea For Two" from Tea For Two (1950)



いろんな人がカヴァーしていますが、
いいなと思ったのは、エラ・フィッツジェラルドのこのヴァージョンかな?
王道です。

Tea for two - Ella Fitzgerald



お洒落というか、ちょっとぶっ飛んだ感じがするのはアニタ・オディのヴァージョン。
Tea For Two  

スタンダードですから、いろんなヴァージョンがあって面白いですね。
歌詞は、恋人たちがこれからの幸せを想像するという感じのたわいもないものですが、日本人にはわかりやすくていいですね。
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この声には癒されますね。Pauline Wilson - Stay (1992)

2022-04-03 16:28:40 | AOR

Pauline Wilson - Stay (1992)

 

日曜の夕方はこの曲でしっとり行きましょう。

ハワイ出身、泣く子も黙る(?)最高峰のバンド「シーウインド」のヴォーカルさんですね。

彼女のソロ作品「INTUITION」からです。

とにかく、ひたすら気持ちいい声とアレンジとメロディ。

浸れる音楽ですね。

似たようなAORはいっぱいあるのですが、やはり日本人に合うタイプの声ではないかと思うのです。

 

Pauline Wilson - Walking My Way To You

 

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おお、1980年ごろの音が蘇る!ランディ・グッドラムのAORを楽しもう!! Red Eye lyric video (official)

2022-03-20 06:11:42 | AOR

Red Eye lyric video (official)

この作品、2020年9月に発表されましたが、40年前に気分が戻ります。ものすごく気持ちいい!

AORのソングライターとして超有名人のランディ・グッドラムですねー。この曲が収録されている作品に参加しているミュージシャンはラリー・ウィリアムズ(keys, horns)、マイケル・ランドゥ(g)、ヴィニー・カリウタ(dr)、マーカス・ミラー(b)、ブライアン・ブロンバーグ(b) ほかという事なんですが、納得です。こりゃ、当時の音になるわけです。まさにAORの見本のような曲です。

この人については、ブログ仲間のAORの達人240さんが、詳しく書いているので、省略します。Randy Goodrum「Fool´s Paradise」(1982) : 音楽の杜 (exblog.jp)

2005年8月12日の記事ですね。熟読しましょう。勉強になります。まあ、ジェイ・グレイドン、スティーブ・ルカサー、マイケル・ジョンソン(マイケル・ジャクソンじゃないですよ。)とか好きな人には必聴のアーティストだと思うのです。

 

 

さて、この人の気持ちいい曲を何曲か聴きましょう。

You Needed Me by Randy Goodrum

名曲ですね。アン・マレーに提供しグラミーを獲得した出世作"ユー・ニード・ミー"です。珠玉の名曲と言っていいでしょうね。Words And Music [1994]というアルバムで、セルフカバーしてます。

しっとりします。

 

GPS - Jay Graydon Randy Goodrum

ジェイ・グレイドンとのユニット "JaR" の「SCENE 29」からです。

音のキレのよさは、まさにAORで、ややクールな構成は大人のロック。たまらない人にはたまらないです。フランジャー?がはいったギターの音色が超気持ちいい。

 

 

Dave Grusin - HAUNTING ME feat Randy Goodrum

今度はデイブ・グルーシンの1984年発表の「ナイト・ラインズ」からですね。ベースはマーカス・ミラー。

オシャレですね。

ランディ・グッドラムの曲って、歌う人が違うと、イメージが大きく変わりますが、彼自身が歌っても周囲のミュージシャンが変わるとイメージが変わる感じがします。

 

 

最後に、JaR から、この曲を紹介しましょう。この曲好きなんですよねー。まさにミスターAOR。(そう呼ばれる人って何人いるんでしょうか?)

Sometimes You Win

 

ランディ・グッドラムを楽しむにはアルバムを1枚聴くというより、色んな時代の色んな作品をランダムに聴いた方がいいかも。あと提供先のアーティストが歌ったものを聴くのもいいかも。

アルバム1枚を通して聴くと、けっこう音がワンパターンになって、私の場合飽きてしまいますので(笑)。

とにかく、いっぱいいい曲を残している人ですね。

 

 

 

 

 

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抜群のコーラスワークを楽しもう!スコットランド出身のソングライティング・コンビ- Gallagher & Lyle

2022-02-27 14:56:00 | AOR

Breakaway - Gallagher & Lyle

ギャラガーといっても、ロリー・ギャラガーでもなく、オアシスでもありません。

ベニー・ギャラガーです(笑)

ベニー・ギャラガーとグレアム・ライルのユニットをご紹介しましょう。ソングライティング・コンビで、かつ自分たちも歌う人たちです。

まあ、アメリカで成功しているので、ヒット・チャート・マニアの人は御存知だと思います。

フォーク・ロック、AOR系ですが、純アメリカのAORと比較すると音的に弱く、素人っぽい。アルバムもいい曲と悪い曲の差があり過ぎるので、ややB級の雰囲気があります。アルバムを購入した人はネットなどでがっかりしたとコメントする人もいますね。でも、心に残る曲があるので、そこは聴き方でしょうか?

さて、今回は彼らが一時在籍していたマッギネス・フリントから独立し、ユニットとして活動していた時期を取り上げます。その時期である1975年、あのアート・ガーファンクルが彼らの曲「Break Away」と取り上げ、アメリカで39位を記録しました。彼らはこの出来事で有名人なり、自身のヒット曲を獲得することができました。

1976年、彼らはアルバム「Break Away」を発表。「I Wanna Stay With you」、「Heart On My Sleeve」を英米でヒットさせることに成功。

1977年発表のアルバム、「On The Airwave」もそこそこ売れたのだと思います。

彼らのいい曲での特徴はやはり抜群のコーラスワークと、やさしい脱力した声。癒されたい人にはお勧めです。

Gallagher & Lyle - I Wanna Stay With You

Gallagher and Lyle - Heart on my sleeve (1972)

 

「On The Airwave」からはこの曲がおススメですね。

Gallagher & Lyle - The runaway (1977)

癒しの声ですね。コーラスも美しい。コーラスになると何となくビージーズっぽい雰囲気があります。サビの部分はくせになります。

この曲が一番の名曲かもしれません。

音にデジタルなところや、切れの良さがなくAOR好きの人から見ると物足りなさを感じるかな?1977年なのに1970年代初期のような柔らかい音を感じます。

でも、ふわーっとした感触が気持ちいいいと思うのです。

 

 

コメント (6)
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