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適正ウエイト量Part4 ドライスーツ

2007-04-16 20:47:53 | ダイビング講座
適正ウエイト量講座Part4はドライスーツです。

ちなみにこれまでは
「浮力について」
「アルミタンクとスチールタンクによるウエイトの違い」
「スーツによるウエイト量の違い」
とやってきましたが
(←「ダイビング知識」のカテゴリーを見てね♪)

 

ウエットスーツとドライスーツではウエイトの量が俄然違ってきます。

言うまでもなく、ウエットスーツと違ってドライスーツの場合はスーツの内部にエアーがたまっている状態になります。
BCにエアーが入っているのと同じことで、これによって浮力が生じるわけですね。
このエアーの量は身体の大きさによって変わってきます。
当然、身体の大きい人の方がドライスーツ内部にあるエアーの量も多いわけでそれだけ浮力も大きくなります。

また、ウエットスーツと同じようにドライスーツの生地素材によってスーツ自体の浮力も異なります。

なので、ドライスーツ(標準的な3.5mmネオプレーン)の場合はウエットスーツ(5mmワンピース)の時よりも大体2~3kg増し位になることが多いのですが......。
もうひとつ気をつけなければならないことがあります。

 

中に着るインナーによってウエイト量は大きく左右されるのです。
上記の2~3kg増しというのはドライスーツ専用のインナーを着ている場合。
各メーカーから発売されている専用インナーは薄く保温性のある素材で作られていて(例外もありますが)ウエイト量が最小限に抑えられるようになっています。

トレーナーやジャージ、フリース等で代用している方も多いのですが、中に着ている物の素材が厚くなればそれだけ浮力が増すのでウエイトがどんどん増えちゃいます。
専用のインナーと較べた場合、トレーナーで1~2kg増。フリースだと2~4kg増というところでしょうか?




ドライスーツは中に着るインナーで快適度がまるっきり変わってしまいます。
これをケチると色んなところにツケが回ってきます。

まずは今、述べたようにウエイトが重~くなってしまうので辛い

同等の保温性を確保しようとすると、
トレーナーやフリース等のように生地が厚くなってしまうので動きにくい。

これはまた水没の原因にもなったりします。
フリースのように毛くずが出るものは排気弁の中に入り込んでしまう事があるので、弁が開きっぱなしになってしまってここから水が入ってくることがあります。

人間の身体は寒くても汗をかきます。
専用インナーは汗を吸収して生地の外側に出し、内側が乾いた状態に保てるようになっているものが多いのですが、Tシャツやトレーナーのような綿製品は内側が湿ったままになってしまうので、自分のかいた汗で身体を冷やしてしまう。ということになってしまいます。

抗菌、抗臭素材のものも何種類か発売されているのでこんなのもポイント高いですね♪



てな感じでウエイトの話とはちょっとズレましたが
ドライスーツはインナーがとっても重要なんです。

せっかく高くて良い素材のドライスーツを着ていてもインナーがダメでは台無し!
インナーはきちんとした、専用のものを用意しましょう。


ちなみに器材オタクの僕は主要スーツメーカーのインナーはほとんど全部試してみましたが、今のところ「モビーズ・コンフォートスキン」というのが一番のお気に入りです。
ワールドダイブの「サーマルボディスムーサー」も良いですよ。

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