エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ドラえもんvsオバQ

2004-11-07 | 思い出
中学生あたりまで、断然ドラえもんが好きでした。

#何を今さら…のネタですが。
子供の頃見ていた漫画を、自分の子供たちも見ている現実にふと感心したので、ちょっとだけ。


いきなり脱線しますが自分の世代(30代後半)は、かつて日本テレビでドラえもんを放映してたことを覚えている最後の世代でしょうね。
のちにテレビ朝日がドラえもんの放映を始めた際に「初のテレビ化!」等とほざいていて「ウソつけこの野郎!」と息巻いたものでしたが、同じく憤慨された方は少なからずおられたのではないでしょうか。
(日テレ版「ドラえもん」は社会的に抹殺されてしまったようで「懐かしの~」の類の特番でも目にすることはありませんが)

自分の場合、息巻いた割にはドラえもんの魅力に負けて毎週毎週見続け、馬鹿なことに中学卒業の頃まで見てしまったのですが、その頃にはさすがにのび太のバカさ加減に嫌気がさし、ようやくドラえもん卒業と相成った次第。

だいたいひみつ道具というのは、正しく使えば非常に有用なものばかりです。
それをのび太がむざむざ無駄にする。
それとアイテム数が増えるにつれ「この案件なら、前に使ったあの道具で用が足りるのでは?」という場面も増えてきて、続々と登場する道具自体の有用性も疑わしくなってくる。


そんな思いに至った頃、俄然浮上してきたのが「オバケのQ太郎」でした。
小学校低学年の頃、児童館で単行本を何度も読んだものですが、中でもお金持ちが夢枕に立った祖先に「今すぐお金を使い切らないと死ぬ」と言われ、正太とQちゃんが無駄遣いに協力する話には妙にリアルな羨望感がありました。
他には貨物船でQちゃんがモールス信号で「トンツートンツーツーツーレロレロ」と打電するシーンが変に記憶に残っていて、まあそんな懐かしさもあって回帰してみたわけです。

で、ドラえもんとの対比で言うと、オバQの世界は「何でも自分たちで解決しようとする」世界だったのです。
ドラえもんの話は、まず道具ありきなわけで、それを使ってみんなが協力する場面はありますが、まあ道具がないことには成り立たない世界です。
対するオバQは、Qちゃんの飛ぶ能力、消える能力が現実の子供社会にはない大きな魅力ですが、それを除くと木箱で城を作ったり風船でロケットを作ったり、父親に反射型幻灯機を作ってもらったり、あるいは親戚を頼ってお年玉を集めようとしたりと、皆至って身近な工夫で生活を楽しもうとし、困難を乗り切ろうとするのです。

そんなあたりがやけに清々しく、また現実的な懐かしさが感じられたりもしてそれ以来、オバQの方が好きなんです。


#こういう、マンガを真面目に語るのって他人のを読むと「止しなよ、大人げない…」とか思うんですが、つい自分でもやっちまいますねぇ。
それで恥かきついでにもうひとつ。

宮崎駿氏の世界はもう飽きたなぁ。
少女に母性愛を求めるパターンて、そんなに普遍性があるのかなぁ。
(これだけ。だとほとんど言い逃げだな)
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2 コメント

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ドラえもん (まなみ)
2004-11-07 10:45:09
はじめまして^^私も20代前半ですが、ドラえもん

すごく好きでした。

特に映画が好きで、小さい頃は5回くらい見に行き、

中学に入ってからもテレビの放送を必ず見てました。

大学生の今はさすがにもう見てないんですが(笑)



でも高校の頃、「ドラえもん見るのは親に禁止されてた

から全然見てない」という友達がいました。

のび太くんみたいになっちゃいけないとか、すぐに

道具に頼るところが子どもに悪影響を与えるのでは?と

ご両親が考えられたみたいです。

それも一理あるかも、と思いました(^^;)



私は道具より、ドラえもんと一緒に暮らしたかったです。

…ペット感覚でしょうか?

ドラえもんに失礼な話ですね(笑)
一理ありますねぇ (本人)
2004-11-07 15:38:33
「ドラえもん」禁止って、自分達の時代にもどこかで聞いたことがあったような…。

最近、長男(小1)が割と「○○(道具の名前)があるといいよねぇ?」とか言ったりするので、空想と現実を混同しがちな点では教育上今いち?と思うことが確かにあります。



もっとも自分もその手の子供だったので、さほど心配もしてませんが←それでいいのか?(笑



ドラえもんと一緒に暮らしたい、という発想は無かったですねぇ。(そばにいるとだらしなさを注意されそうで…)

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