大空を見上げて

日頃感じていること

会社生活最後の思い出

2010-10-21 | Weblog
 先日、都内の夜景を見ながら相談役が何か懐かしい音楽を聴きたいとの事、いつもBGMはクラシックの静かなメロディ流しているのだが、フランク永井の君恋し、菅原洋一の愛の賛歌、松尾和子の再会等のテープを流した。
バックミラーに、口ずさみ懐かしそうに目を瞑っている相談役の顔が写る。

相談役は昭和16年で3月生まれ。私は8月生まれで学年は一つ下だが、その頃の同世代の歌などを聴くと若い頃の話にお互いに自然に花が咲く。
私はドライビング・スクール教官を定年になってから系列の当建設会社社長ドライバーとして入社して5年になる。
運転手職業の経験がないので最初は要領が分からず、東京都内やナビにも慣れなくて何回も間違えその度に「いいですよ。いいですよ。」と優しく接してくれて本当に心より感謝している。
電鉄本社で鉄道車両本部長から筆頭取締りとトップ3本の指に入り、社員、役員からは雲の上の存在なのに私にはいつも敬語で何でも気楽に話され恐縮している。
懐かしい低音の魅力フランク永井「おまえに」を聴きながら、終戦直前中国北京から京都に引き揚てきた幼い時の思い出や学生時代、奥様との出会い等楽しいお話を聞かして頂いた。
私も朝鮮京城(現韓国ソウル)からの引揚者なのでお互いに懐かしく話しをさせていただいた。
又個人的にも妻と共に食事に招待され、休みに飛行機でいろんな所に何回も連れていただいた。
相談役は秋の京都は紅葉が素晴らしく綺麗だといつも話題にされる。
毎年「京都の紅葉を空から一緒にと!」残念ながら今年も忙しく時間の都合で実現しそうもない。
来年は相談役も私もこの会社去って行くが、社会のトップ歩んで来られた相談役と私のような者が縁あって予想も出来ない出会いに、会社生活最後の素晴らしい想いでと感謝している。
      
 (写真:相談役の故郷京都の紅葉の美しさは最高との事。来年妻と行きたい!)
コメント
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