大空を見上げて

日頃感じていること

定年後の男の孤独

2010-10-13 | Weblog
 筑波山の山頂から素晴らしい景色の関東平野を堪能しながら来年70歳となる自分を考えた。
来年で完全に仕事を辞めると決まっている。何故かとても不安である。
小説家渡辺淳一「狐舟」に男は悲しい、仕事又会社を中心に暮した結果退職後の居場所はどこにもなく、妻にばい菌のように扱われ地域は元々よそ者、群がることもできずあり余る時間に押しつぶされる孤立を深めていく、と読んだ事がある。

私も若い時から50年間ズーっと働き、初めてあじわう近々に来る無職の生活。
退職後の暮し方など本屋にたくさんあり何冊が目を通したが、気持ちに合うものはなく人それぞれの違いを感じあまり参考にならない。
企業や社会のルールで生きてきた者はそう簡単に地域やその他の場所に溶け込めむのは難しい。
女性と違って一般的に男は苦手である。
妻とは生涯の心の支えで仲良く暮したいが、よく聞く濡れ落ち葉の様になるのは男として武士道を重んじる私の本意ではない。
日々の生活もベッタリはいやだと思っている。
夫婦と言えども考え方も価値観も少しは違いあまり迷惑を掛けたくないと思う。

千葉国体を目標にきた武道の趣味も身体も限度だし徐々に手を引きたい思っている。
人それぞれなのでその時がきたらその時考えよう!
  聖書の御言葉に「先のことは思いわずらうな」とある。

  (写真:筑波山、男体山の頂上より関東平野 妻が撮る)

コメント
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