島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

自転車族・歩行族のプラハ改造運動(1)

2009-10-23 21:09:18 | Weblog
 10月8日~15日開催の山形国際ドキュメンタリー映画祭において15本の世界コンペ作品の中のチェコ人マルティン・マルチェク監督作品の『オート*メート』が上映された。
 残念ながら受賞は逃したが、日本各地のみならず世界各国から山形にやって来た大ぜいの人々がこの映画に見入り、東西冷戦の終結後の自由化以来、世界遺産の古都プラハの街の風格と落ち着きをすっかり失わせるに至ったクルマの席捲に対して若者を中心とする脱クルマの集団活動に深い関心を寄せているのが感じられた。
 マルチェク監督自身もこの運動(オート*メート)に共鳴し参加している人物の一人であり、この運動の6年間の推移を刻銘に記録したのがこの映画である。
 西欧や北欧諸国で脱マイカーが進んでいることはよく知られているが、旧ソ連圏の中欧でもこの動きが出てきていることを知ったのは大きな収穫である。
 しかも、それがごく限られた小集団の運動ではなく、かなりの多くのプラハ市民の参加を得ている運動であることに感嘆せざるをえなかった。

 下記のホームページでこの映画の一部が見られるので、クリックされたし。
  http://www.yidff.net/archives/113.html

◆写真
 左は自転車で脱マイカーを呼びかける大集団  右下は映画終了後に質疑に答えるる監督(左の司会者は前山形県知事の斎藤氏) 可愛いシールは「オート*メート」のシールで会場のロビーで監督からいただいた。 次回以降、この映画の大要を紹介したい。
 

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