天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

チャレンジ精神を忘れない

2011年10月13日 | Weblog
 聖路加国際病院理事長・名誉院長 日野原重明先生への朝日新聞インタビューより

──その気持ちが長寿の秘訣ですか。
 新しいことにどんどん挑戦することです。人間には22,000の遺伝子があります。それを目覚ませるには新しいことを始めるのが一番いい。

──子どもからもらうエネルギーがあると。
 ありますね。私は子どもがけんかをしていると、必ず言うことがあります。仕返しをしないこと、もし仕返しをしてしまっても次からは決してしないと誓うこと。相手を許す心をもつということです。そうすれば、その子たちが大人になったとき、争いはなくなっているはずです。子どもたちの将来には戦争のない世界を作るという、私が成し遂げなかったことを実現してもらいたいんです。
 その願いを本「十歳のきみへ」にしたら英語に翻訳されて、世界中の子どもたちからかわいい手紙が届くようになりました。その子たちにラブレターを書くような気持ちで返事を書いているんです。その時間が楽しくてね。

──楽しめるものがある。だから、そんなにお元気なんですね。
 そうです。朝、目が覚めたら、今日はこういう対談がある、こういうミュージカルがある、こういう音楽会であいさつをすると、1日の行動を思い描くんです。朝から「くたびれた」「眠い」と言う人には、ハッスルするものがないんです。何事もポジティブに考えた方がいい。
 
──100歳はゴールではないと。
 今まではできないと諦めていたことも実行に移す勇気をもつことが大切です。やってみようという気持ちは人を若くさせてくれます。

──先生がいま夢中になっているものはありますか。
 98歳から始めた俳句です。年に1回は息子の友人とゴルフをするのですが、ショートコースで思い切り打ったらドボーンと池に落ちちゃった。そのとき芭蕉の「古池や」の句がパッと出て、「池越えや クラブ放り上げ 水の音」という句が生まれました。
 こうしていると認知症にならないんです。悲しいことやつらいことはだめなの。孤独が一番いけないんです。頭を活性化しないと。

──今年、日本では予想外のさまざまな出来事がありました。元気を失っている日本にメッセージをお願いします。
 苦難のなかに回復があります。つらいけれども、なんとかして立ち上がろうとする気力のなかに希望がある。前を向く力こそ生きる力。情熱をもって実行すれば、きっとプラスの兆しが見えてくるでしょう。

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2 コメント

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Unknown (あい)
2011-10-15 12:01:31
ありがとうございます。
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面白いブログを見つけました。 (スカイプ友)
2011-10-15 07:36:21
http://ameblo.jp/jishoji2525/

良かったら見てみて下さい。
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