天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

2015年05月23日 | 中島みゆき
時間よ止まれ この手に止まれ
一縷の雨は途切れて消える
誰もあなたになれないことを知ってしまう
それを永遠と呼ぶのだろう
想いは指を絡めるように この夜を次第に燃やしてゆく
さよならの終わりをすり抜けて 今でも体を抱く
蛍 この星を舞い上がれ 遠く近く照らして踊れ
その一瞬が永遠だと あなたは教えてくれた人

時間よ止まれ この手に止まれ
光りの影は薄れて落ちる
握りしめた二人の手のひらが汗ばむ 熱を上げてゆく
そばにいて そばにいて繰り返し 今でも悲しみを抱く
蛍 この闇を舞い上がれ 涙でかすむ夜空を踊れ
その一瞬がなにもかもだと あなたは教えてくれた人

ガラス越しでもかまわないと 私は無力さをさらしてく
愛なんてわずかなものを頼りにしたあの夏も
蛍 この星を舞い上がれ 遠く近く照らして踊れ
その一瞬が永遠だとあなたは教えてくれた人

蛍 鮮やかに心を焦がせ 強く弱く光って踊れ
すべての時は一瞬だと あなたは応えてくれた人
あなたは教えてくれた人


鬼束ちひろ


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