天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

和布刈神事

2019年02月05日 | 春はあけぼの



和布は万物に先駆けて芽吹き、自然に繁茂する幸福の縁起物。

毎年冬至の日に和布繁茂の祈念祭をもって始まり、旧暦十二月一日には松明を作り、旧暦正月元旦干潮時刻午前二時半頃、神職三人は衣冠を正し鎌と桶を持ち松明で社前の石段を照らして下り海に入り和布を刈り、これを神前に供える。昔は刈り取った和布を朝廷や領主に献上していた。神話「海幸、山幸」の由緒により、海、山の和合、安全も願う。奈良時代から1300年続く。

海ならず ただよう水の 底までも
清き心は 月ぞ照らさむ

菅原道真

紀元前660年春正月朔日、神武天皇即位(日本書紀)