とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

おまえ百までわしゃ九十九まで

2005年12月21日 21時48分33秒 | とんねるずの歌
元気が出るアルバムです!
95年、歌謡活動十周年記念アルバム。木梨憲武プロデユース。

収録曲14曲を、それぞれ各界のトップが作詞しているのが、とってもユニーク。もちろん、とんねるちゃんそれぞれも詞を書いています。

すべての作曲・編曲をジェームス下地が手がけてます。これがまたいい!
やっぱり目玉だってことで、曲を聴くより先に歌詞を読んじゃったんですが、歌詞のイメージから「こんな曲かな~?」と予想したのを、ことごとく、いい方に裏切ってくれてます。

レゲエあり、演歌あり、何でもありのてんこもりで、ある意味すごくとんねるちゃんらしいんですよね。

ジェームス(ジェイムス)下地さんは、CM「CCレモン」「ペプシマン」などの音楽でたくさん賞を受賞している方のようです。映画音楽もとんねるちゃん出演の『ウルトラマンゼアス』『ウルトラマンゼアス2 超人大戦光と影』(未見です)や石井克人監督の『PARTY7』などを手がけています。

全曲感想言いたいくらいだけど、ピックアップしてみると。

自分的にいちばん好きなのは、メジャーリーガー野茂英雄作詞の「nothing around」。
無口な彼らしいシンプルな歌詞だけど、ぐっときます。

"夢がなければ 絶対にできないと思うこともある
でも 充実している ここは
ここはマジで何もない
ここはマジで何もない"

アコギとドラムとキーボードだけのアレンジが、歌詞にとてもよく合っているのです。
野球場の芝のにおいがしてきそう・・・


タカさん作詞の「あの日」。いいっす…!(涙)

"休むことも許されず 勝ち続けることの空しさよ
だけど俺達は あの日を消せやしないよな"

ノリさんへの熱いメッセージなのか…言葉はいらない、ワンフーもついていきます…!


ノリさん作詞「みんなみてんだから」。

"だいじょうぶ だいじょうぶ しんぱいないよ
だいじょうぶ だいじょうぶ みんなみてんだから"

元気になりたい時に、カラオケで歌いたい一曲。


畑正憲作詞「DON DON」は、ルイ・アームストロングの"Wonderful World"を思わせるようなすてきな世界です。

"青空みたいに生きようね
子供を どんどん つくろうね
この世にあるもの 美味しくて
旨いものは早い者勝ち"


由利徹(オシャ・マンベ)師匠作詞の「チンチロリンのカックン」最っ高!♪
間奏で入る師匠のセリフが良い!

"おい、「とん」と「ねる」 オラをだ~れだと思ってンだ?
三歩下がって、師の影踏んづけろ! オラ、オシャ・マンベだぞ!"

ああ、いい演芸人だねえ…


アントニオ猪木作詞「闘魂への旅(朝に道を開きて夕に死すとも可なり)」…熱い!熱すぎる!
そしてこれをタカさんが大熱唱しているのも、感慨深い・・・

"倒しても終わらない戦いが 戦士を鍛えた
燃える闘魂となった戦士に 
血と汗がその訳を教えてくれた"


秋元康作詞「おまえ百までわしゃ九十九まで」。

"おまえのいない明日なんて 何の意味もないから
たった一日でもいい 俺を先に行かせてくれ
おまえ百まで わしゃ九十九まで"

ああ、もう…(涙)曲もすばらしい。


じんましんや作詞「とんねるずのテーマ(三つ子の魂百まで)」。
もう、これに尽きるのです。

"明日見る夢 何の夢
君とテレビにでてる夢
かなわなくてもかまわない
君とボクとは名コンビ"

わたしだめなんです、弱いんです、こういうの。
何も言いません、とにかく聴いてくれコンチクショー!!


CDについているブックレットの写真が、すごく良いです。
ゲートボールのチームメートたちとの遠足。
たのしそうな「とん」と「ねる」の顔を見てると、とってもとってもうれしくなる。

こういうこと言うと、ファンのみなさんに叱られるかも知れないけど・・・

最近思うんです。タカさんとノリさんが仲良しでいてくれれば、それが一番だって。たとえふたりでのテレビの露出が多少少なくなっても、コントが見られなくても(もちろんイヤだけど)、ふたりには、仲良しでいてほしい、いつまでも・・・

なんてなことを思ったアルバムでありました。


ところで「じんましんや」って、だれなんだろ?






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