去年、ずいぶんはまった大根の漬け物。今年もその季節になったようで、立派な大根を売っていた。去年は安物のみすぼらしい大根で作っていたが、手間を考えると少々高くても立派な大根を使った方がいいと思った。高くても、とはいえ128円だったから安い物である。
去年作ったときは大根を薄切りにした。ちょっとだけ千枚漬をイメージした。千枚漬のカブと大根とは違う。漬けてすぐはいいのだが、長く漬けていると歯ごたえのないものになってしまう。漬け物というよりも大根なますみたいな感じもする。
そこで今年は大根を縦に4つに割って厚めに切った。7~8mmの厚さ。皮はむいていない。たくわんをイメージした。1日ではちょっと漬かり具合が浅かったがサラダ感覚でなかなかおいしい。2~3日頃がちょうど良い漬かり具合かな。でも3日目には食べ切った。

調味料は大根(葉を含む)の重さに対して、塩1%、砂糖1%、酢5%、焼酎5%。切った大根もろともポリ袋に放り込んで出来るだけ空気を抜いて袋の口を輪ゴムで縛って冷蔵庫の野菜室に入れておく。去年と同じように鰹節や昆布を入れてもおいしいとは思うが、今回は使わなかった。
去年作ったときは大根を薄切りにした。ちょっとだけ千枚漬をイメージした。千枚漬のカブと大根とは違う。漬けてすぐはいいのだが、長く漬けていると歯ごたえのないものになってしまう。漬け物というよりも大根なますみたいな感じもする。
そこで今年は大根を縦に4つに割って厚めに切った。7~8mmの厚さ。皮はむいていない。たくわんをイメージした。1日ではちょっと漬かり具合が浅かったがサラダ感覚でなかなかおいしい。2~3日頃がちょうど良い漬かり具合かな。でも3日目には食べ切った。

調味料は大根(葉を含む)の重さに対して、塩1%、砂糖1%、酢5%、焼酎5%。切った大根もろともポリ袋に放り込んで出来るだけ空気を抜いて袋の口を輪ゴムで縛って冷蔵庫の野菜室に入れておく。去年と同じように鰹節や昆布を入れてもおいしいとは思うが、今回は使わなかった。
焼きカボチャと焼きいもに続いて8月に買ったオーブンレンジの使用記。
実はこれが一番最初の実験。上の写真はヘルシオが届いたその日の実験である。
塩こしょうを振った鶏のもも肉と野菜を並べてヘルシオの「鶏の塩焼き」モードで焼いてみた。上は内部をドア越しに覗いたところ。ぶつぶつしているのは決して鶏肉の皮のぶつぶつではない。オーブンレンジのドア越しに撮影した写真だから電磁波シールドの金網越しの写真でぶつぶつしている。
焼き上がってドアを開けたところ

手前左がニンジン。手前右がジャガイモ。まんなか辺にあるのが鶏のもも肉。左手と右奥にシイタケが見える。奥の方にあるのはカボチャである。
肉と野菜を一緒に加熱・調理できてしまうのは大変便利。しかもこの鶏肉は大変おいしかった。全自動の設定に任せたのだが、鶏肉の焼き具合がすばらしく良い。べたべたになることなくパリっと焼き上がっている。ニンジンは若干焼きすぎの感はあるが、鶏の焼き具合は実に絶妙だった。特に皮がぱりぱりでおいしかった。北京ダックのような食感である。
使った材料はその辺の店で買った安物の鶏肉であって、高級食材などではない。そんな鶏肉の皮がぱりっとおいしくいただけることに驚いた。鶏の皮って、場合によっては捨てたりもするが、ヘルシオを使ってこんなにうまく焼けるものなら捨てるなんてもったいなくてできない。もっと良い食材を使って、スパイスなどを工夫すればもっとおいしくなるだろう。
下の写真はその後、思いついて焼きおにぎりを作ってみたところ。ついでにちくわと残っていたシイタケを焼いてみた。

焼きおにぎりは冷やご飯をテキトーに握って納豆のたれを振りかけてみた。たれのかかり具合が均等にならず、またご飯粒の飛び出しているところが焦げやすくてあまりうまくできたとは思っていない。
以前使っていたものはオーブンレンジとはいえ、ほとんどオーブン機能を使うことはなかった。ヘルシオではオーブン機能が良いのでよく使うようになった。電子レンジとして使うだけならたいした掃除は不要だがオーブンとなると天板や網を洗わなければならない。そこで天板にアルミ箔を敷いて使うようになった。こぼれた肉汁などが天板に焦げ付くのを防ぐことができる。
油が天板に付くのまでは防げないが、焦げ付きさえしなければ食器洗浄機に天板も網も放り込んで洗ってしまえばそれでOKである。
実はこれが一番最初の実験。上の写真はヘルシオが届いたその日の実験である。
塩こしょうを振った鶏のもも肉と野菜を並べてヘルシオの「鶏の塩焼き」モードで焼いてみた。上は内部をドア越しに覗いたところ。ぶつぶつしているのは決して鶏肉の皮のぶつぶつではない。オーブンレンジのドア越しに撮影した写真だから電磁波シールドの金網越しの写真でぶつぶつしている。
焼き上がってドアを開けたところ

手前左がニンジン。手前右がジャガイモ。まんなか辺にあるのが鶏のもも肉。左手と右奥にシイタケが見える。奥の方にあるのはカボチャである。
肉と野菜を一緒に加熱・調理できてしまうのは大変便利。しかもこの鶏肉は大変おいしかった。全自動の設定に任せたのだが、鶏肉の焼き具合がすばらしく良い。べたべたになることなくパリっと焼き上がっている。ニンジンは若干焼きすぎの感はあるが、鶏の焼き具合は実に絶妙だった。特に皮がぱりぱりでおいしかった。北京ダックのような食感である。
使った材料はその辺の店で買った安物の鶏肉であって、高級食材などではない。そんな鶏肉の皮がぱりっとおいしくいただけることに驚いた。鶏の皮って、場合によっては捨てたりもするが、ヘルシオを使ってこんなにうまく焼けるものなら捨てるなんてもったいなくてできない。もっと良い食材を使って、スパイスなどを工夫すればもっとおいしくなるだろう。
下の写真はその後、思いついて焼きおにぎりを作ってみたところ。ついでにちくわと残っていたシイタケを焼いてみた。

焼きおにぎりは冷やご飯をテキトーに握って納豆のたれを振りかけてみた。たれのかかり具合が均等にならず、またご飯粒の飛び出しているところが焦げやすくてあまりうまくできたとは思っていない。
以前使っていたものはオーブンレンジとはいえ、ほとんどオーブン機能を使うことはなかった。ヘルシオではオーブン機能が良いのでよく使うようになった。電子レンジとして使うだけならたいした掃除は不要だがオーブンとなると天板や網を洗わなければならない。そこで天板にアルミ箔を敷いて使うようになった。こぼれた肉汁などが天板に焦げ付くのを防ぐことができる。
油が天板に付くのまでは防げないが、焦げ付きさえしなければ食器洗浄機に天板も網も放り込んで洗ってしまえばそれでOKである。
ふと思い立ってヘルシオで焼き芋を作ろうと思った。とにかくサツマイモを買った。
近所のスーパーで1本128円。まず3本買った。写真では奥の3本。ヘルシオの料理本を見たら4本までオートで焼けるとのことなので、別の店で1本追加して買った(手前の1本)。品種が違うのか、微妙に色が違う。

ヘルシオの水タンクをセットして「焼き芋モード」で自動加熱する。写真では薄くて見えにくいが、液晶画面には「焼きいも」と、残り時間が表示されている。生のサツマイモを入れて加熱を始めて5分ぐらいたつと残り時間が表示される。焼き具合を強めにセットしたら自動で選択されたのは30分ぐらいだった。

焼き上がり。水蒸気で焼いているんだが、まさしく焼けている。蒸しているのとは違う。ちゃんと焦げ目もある。それでいてヘルシオの庫内には少し水がたまっている。ペーパータオルを3~4枚使ってもぬぐいきれないぐらいの水がたまっている。

うまい。ほかの調理器具と比べてうまいのかどうかまでは分からないがうまい。ヘルシオを使って便利だと思うのはオートで焼けること。もし頻繁に焼き芋を作っているのなら、どんな器具を使っても時間設定と焼き具合の経験ができてうまく焼けるようになるはず。しかし初めての焼き芋できちんと焼けるというのは自動設定の強み。サツマイモを入れてオートでぽんと焼けるのだから非常に手軽である。
4本焼いたうち、結局3本は私が食べてしまった。なんか、ものすごく屁が出る。焼き芋を食べると屁が出るというのは迷信ではなくて正しい言い伝えだと実感できた。
なお、ヘルシオを買った経緯はこんな具合。
近所のスーパーで1本128円。まず3本買った。写真では奥の3本。ヘルシオの料理本を見たら4本までオートで焼けるとのことなので、別の店で1本追加して買った(手前の1本)。品種が違うのか、微妙に色が違う。

ヘルシオの水タンクをセットして「焼き芋モード」で自動加熱する。写真では薄くて見えにくいが、液晶画面には「焼きいも」と、残り時間が表示されている。生のサツマイモを入れて加熱を始めて5分ぐらいたつと残り時間が表示される。焼き具合を強めにセットしたら自動で選択されたのは30分ぐらいだった。

焼き上がり。水蒸気で焼いているんだが、まさしく焼けている。蒸しているのとは違う。ちゃんと焦げ目もある。それでいてヘルシオの庫内には少し水がたまっている。ペーパータオルを3~4枚使ってもぬぐいきれないぐらいの水がたまっている。

うまい。ほかの調理器具と比べてうまいのかどうかまでは分からないがうまい。ヘルシオを使って便利だと思うのはオートで焼けること。もし頻繁に焼き芋を作っているのなら、どんな器具を使っても時間設定と焼き具合の経験ができてうまく焼けるようになるはず。しかし初めての焼き芋できちんと焼けるというのは自動設定の強み。サツマイモを入れてオートでぽんと焼けるのだから非常に手軽である。
4本焼いたうち、結局3本は私が食べてしまった。なんか、ものすごく屁が出る。焼き芋を食べると屁が出るというのは迷信ではなくて正しい言い伝えだと実感できた。
なお、ヘルシオを買った経緯はこんな具合。
8月に買ったシャープヘルシオでカボチャを焼いてみた。とはいえ、これは9月ごろに焼いて写真だけ撮ってあったもの。
結論から言えば、思った通りに焼けて、予想通りにおいしかった。作業自体は実に単純。
上の写真がカボチャ。見れば分かるとおりである。これを切って、種などを抜いて薄切りにしてオーブンの皿に並べた。倒れないように竹串や爪楊枝で連結してある。生のカボチャは固く、串に刺すのに骨が折れた。

後はヘルシオの水タンクをセットして「焼き野菜」モードで自動調理しただけ。水蒸気で調理してもキチンと焦げ目が付いている。

カボチャを焼いてみようと思ったのは焼き肉屋で「焼き野菜セット」などを頼むとカボチャの薄切りが付いているけど、なかなかいい具合には焼けない。生焼けだったり黒こげになったり。それではもったいなのでキチンと焼いて上げようと常々考えていたため。

お皿に載せた。何かと取り合わせて盛りつけたらまともな料理に見えるかもしれないがこれを料理だといったら本物の料理人に申し訳ない。カボチャスライスの過熱水蒸気による加熱実験とでも言っておこう。とはいえおいしい、香ばしい。
このときはカボチャを櫛形に切ったが、もっと違う切り方で、もう少し厚めにしても良かったように思う。
結論から言えば、思った通りに焼けて、予想通りにおいしかった。作業自体は実に単純。
上の写真がカボチャ。見れば分かるとおりである。これを切って、種などを抜いて薄切りにしてオーブンの皿に並べた。倒れないように竹串や爪楊枝で連結してある。生のカボチャは固く、串に刺すのに骨が折れた。

後はヘルシオの水タンクをセットして「焼き野菜」モードで自動調理しただけ。水蒸気で調理してもキチンと焦げ目が付いている。

カボチャを焼いてみようと思ったのは焼き肉屋で「焼き野菜セット」などを頼むとカボチャの薄切りが付いているけど、なかなかいい具合には焼けない。生焼けだったり黒こげになったり。それではもったいなのでキチンと焼いて上げようと常々考えていたため。

お皿に載せた。何かと取り合わせて盛りつけたらまともな料理に見えるかもしれないがこれを料理だといったら本物の料理人に申し訳ない。カボチャスライスの過熱水蒸気による加熱実験とでも言っておこう。とはいえおいしい、香ばしい。
このときはカボチャを櫛形に切ったが、もっと違う切り方で、もう少し厚めにしても良かったように思う。
9月1日に放送された「受験の神様 第7話」(NTV、夜9:00~)に登場した焼きそばのレシピ。画面に一瞬出ただけで作り方の解説があったわけではない。レシピの詳細がストーリーを左右するわけではないが、おいしい焼きそばができたということになっているので記録に残しておこう。
上の画面ではまだ小さいので大きな画面はこちら。
こういうものって小道具さんが作るのだろうか。一瞬しか見せないものだがきちんとレシピになっているみたい。しかし「ニンジンは短冊に切りゆでる」などと、ドラマのシーンではそんな調理器具がなかったんじゃないかとか、お好み焼きに酢とすりごまを入れるとあるが、材料はレシピを入手する前に準備しているんだから買っていないだろう、などという突っ込みどころもある。
ま、いいんだけど。
上の画面ではまだ小さいので大きな画面はこちら。
こういうものって小道具さんが作るのだろうか。一瞬しか見せないものだがきちんとレシピになっているみたい。しかし「ニンジンは短冊に切りゆでる」などと、ドラマのシーンではそんな調理器具がなかったんじゃないかとか、お好み焼きに酢とすりごまを入れるとあるが、材料はレシピを入手する前に準備しているんだから買っていないだろう、などという突っ込みどころもある。
ま、いいんだけど。
5月に圧力鍋を買って以降、料理にはまだ5~6回しか使っていないが、使いながら考察したことをまとめておこう。
6.5倍速で煮える
圧力が上がって沸点が上がるため料理が速くできる。どの程度の温度になっているのかといえば、市販の圧力鍋では117℃とか127℃程度になっているようだ。
この温度でどの程度調理が早くなるのか。早くなるのは「火が通る」までの時間である。通常の鍋なら生煮えで食べられないような短時間で圧力鍋なら煮えてしまうのである。なぜか。「火が通る」というのが化学変化であるとすれば、おそらくアレニウスの法則で説明できる。温度が10℃上がるごとに反応速度が2倍になるということで知られる(温度が10℃上がるごとに寿命が半分になるという文脈で語られることも多い)。実際には活性化エネルギーによっては2倍とは限らず、3倍だったり4倍だったりすることもあるはずだ。
温度が上がって何倍になるのか正確には分からないが、とりあえず10℃で2倍になると仮定する。すると100℃で煮るよりも117℃なら3.2倍、127℃なら6.5倍の速度で煮えるはずである。さらに鍋の加熱途上で70~80℃ぐらいから煮え始めるはずだ。100℃に達してからおもりが回り始める117℃や127℃に達するまでの時間も当然のことながら煮え続けている。また火を止めた後、温度が下がる過程でも煮えている。でも圧力鍋を使っていると、圧力鍋のおもりが回っている時間だけが煮ている時間だという印象がある。このためすごく早い調理ができていると感じてしまう。
また同じように加熱していても鍋の温度が上がるのが早いはずだ。火を消した後の温度の下がり方は逆に普通の鍋よりも遅いはずだ。普通の鍋はふたをしていても蒸気が逃げる。逃げた蒸気は煮汁から蒸発熱を奪っている。圧力鍋ならおもりが回り始めるまでは蒸気がほとんど逃げないので熱も失われにくく、効率よく加熱される。
これ余談だが、料理の煮汁には食塩などが含まれている。沸点は上昇し100℃ではないはずだ。以前測定したときは上昇を確認できなかった。どれくらい上がるものなのだろうか。
料理の塩分はいろいろ検索してみるとみそ汁で1%程度のようだ。実際の料理はそれ以外の成分も含まれているはずだが食塩以外の物質は分子量が大きいので沸点上昇への影響が少ないと考え、とりあえず1%の食塩水の沸点を求めた。計算式は省くが沸点上昇は0.17℃だった。これでは料理用の温度計では測定できなくて当たり前だった。煮汁の沸点上昇よりも圧力による沸点上昇の方が圧倒的に大きいのである。
圧力鍋で“蒸す”効果
圧力鍋を使った蒸し料理も非常に興味深い調理方法である。普通の鍋なら「蒸す」よりも「ゆでる」方が短時間で火が通る(と私は思っている)。ところが圧力鍋では「蒸す」方が短時間で火が通るはずなのである。
それは「熱伝達」の差から来る。ゆでるのは液体に浸かった状態で加熱することである。液体と固体との熱伝達で加熱される。一方蒸すというのは食材が液体に浸かっていない状態で加熱する。食材に触れるのは水蒸気であるが、食材の温度が低い場合は表面で水蒸気が凝縮して流れ落ち、次々と新しい水蒸気が供給されることになる。水蒸気がこのため効率よく熱伝達される。水1gの蒸発潜熱は約2200ジュールもあり、水の温度が1℃変化したときの熱量4.2ジュールよりも桁違いに大きい。しかもゆでる場合は食材付近の液体(ゆで汁)の温度が下がり、対流によって温度の高いゆで汁に入れ替わるのを待たなければならない。
この書き方だと圧力鍋でなくても蒸した方が短時間で済むような感じもするが(実際そうかも知れないが)、普通の鍋ではよほど強力な火力でガンガン蒸し上げないと水蒸気以外に空気も含まれていると考えられる。空気は冷えても凝縮しないので、少しでも含まれていると熱伝達は阻害される。
食材の表面から内部への熱伝達についてはゆでると蒸すでは差がなく、つまりいかに食材表面に熱伝達するかが加熱時間を左右する。
蒸気表
6.5倍速で煮える
圧力が上がって沸点が上がるため料理が速くできる。どの程度の温度になっているのかといえば、市販の圧力鍋では117℃とか127℃程度になっているようだ。
この温度でどの程度調理が早くなるのか。早くなるのは「火が通る」までの時間である。通常の鍋なら生煮えで食べられないような短時間で圧力鍋なら煮えてしまうのである。なぜか。「火が通る」というのが化学変化であるとすれば、おそらくアレニウスの法則で説明できる。温度が10℃上がるごとに反応速度が2倍になるということで知られる(温度が10℃上がるごとに寿命が半分になるという文脈で語られることも多い)。実際には活性化エネルギーによっては2倍とは限らず、3倍だったり4倍だったりすることもあるはずだ。
温度が上がって何倍になるのか正確には分からないが、とりあえず10℃で2倍になると仮定する。すると100℃で煮るよりも117℃なら3.2倍、127℃なら6.5倍の速度で煮えるはずである。さらに鍋の加熱途上で70~80℃ぐらいから煮え始めるはずだ。100℃に達してからおもりが回り始める117℃や127℃に達するまでの時間も当然のことながら煮え続けている。また火を止めた後、温度が下がる過程でも煮えている。でも圧力鍋を使っていると、圧力鍋のおもりが回っている時間だけが煮ている時間だという印象がある。このためすごく早い調理ができていると感じてしまう。
また同じように加熱していても鍋の温度が上がるのが早いはずだ。火を消した後の温度の下がり方は逆に普通の鍋よりも遅いはずだ。普通の鍋はふたをしていても蒸気が逃げる。逃げた蒸気は煮汁から蒸発熱を奪っている。圧力鍋ならおもりが回り始めるまでは蒸気がほとんど逃げないので熱も失われにくく、効率よく加熱される。
これ余談だが、料理の煮汁には食塩などが含まれている。沸点は上昇し100℃ではないはずだ。以前測定したときは上昇を確認できなかった。どれくらい上がるものなのだろうか。
料理の塩分はいろいろ検索してみるとみそ汁で1%程度のようだ。実際の料理はそれ以外の成分も含まれているはずだが食塩以外の物質は分子量が大きいので沸点上昇への影響が少ないと考え、とりあえず1%の食塩水の沸点を求めた。計算式は省くが沸点上昇は0.17℃だった。これでは料理用の温度計では測定できなくて当たり前だった。煮汁の沸点上昇よりも圧力による沸点上昇の方が圧倒的に大きいのである。
圧力鍋で“蒸す”効果
圧力鍋を使った蒸し料理も非常に興味深い調理方法である。普通の鍋なら「蒸す」よりも「ゆでる」方が短時間で火が通る(と私は思っている)。ところが圧力鍋では「蒸す」方が短時間で火が通るはずなのである。
それは「熱伝達」の差から来る。ゆでるのは液体に浸かった状態で加熱することである。液体と固体との熱伝達で加熱される。一方蒸すというのは食材が液体に浸かっていない状態で加熱する。食材に触れるのは水蒸気であるが、食材の温度が低い場合は表面で水蒸気が凝縮して流れ落ち、次々と新しい水蒸気が供給されることになる。水蒸気がこのため効率よく熱伝達される。水1gの蒸発潜熱は約2200ジュールもあり、水の温度が1℃変化したときの熱量4.2ジュールよりも桁違いに大きい。しかもゆでる場合は食材付近の液体(ゆで汁)の温度が下がり、対流によって温度の高いゆで汁に入れ替わるのを待たなければならない。
この書き方だと圧力鍋でなくても蒸した方が短時間で済むような感じもするが(実際そうかも知れないが)、普通の鍋ではよほど強力な火力でガンガン蒸し上げないと水蒸気以外に空気も含まれていると考えられる。空気は冷えても凝縮しないので、少しでも含まれていると熱伝達は阻害される。
食材の表面から内部への熱伝達についてはゆでると蒸すでは差がなく、つまりいかに食材表面に熱伝達するかが加熱時間を左右する。
蒸気表
ヨーグルトと合わせたり、寒天で固めるなどしてよく食べていたフルーツの缶詰。3個で200円とか・・・そういうオーダーの価格なのでテキトーに買いだめしていたのだが今をときめく中国製だった。
チャイナフリー化を進めるか、食べてしまうか1カ月ぐらい悩んでいた。ま、値段も値段だし捨ててもいいか、と決断した。これまでさんざん食べていたのでいまさらやめても手遅れの気もするが、食べ続ける勇気もない。1切れぐらいいいかな、と味見をしておこうとつまんだら、つるりと手から滑り落ちた。これも神様の思し召しかと感じて全部捨てた。13缶あった。下の写真は6缶分。

チャイナフリー化を進めるか、食べてしまうか1カ月ぐらい悩んでいた。ま、値段も値段だし捨ててもいいか、と決断した。これまでさんざん食べていたのでいまさらやめても手遅れの気もするが、食べ続ける勇気もない。1切れぐらいいいかな、と味見をしておこうとつまんだら、つるりと手から滑り落ちた。これも神様の思し召しかと感じて全部捨てた。13缶あった。下の写真は6缶分。

圧力鍋をバージョンアップしたらおもりの回り方が違う。バージョンアップ前にメーカーからも言われていたので意識しておもりの構造を観察していた。
構造の違いをWordのオートシェイプで書いてみた。おもりを真上から見た透視図である。同心円の中心部分が鍋の蒸気穴になっている。普段はおもりの重さによって鍋の蒸気穴をふさいでいる。鍋の圧力が高くなっておもりを持ち上げるまでに達すると蒸気は赤く示したおもりの穴を通って外に噴き出す。
常時回転するおもりでは蒸気の出る穴が回転する中心軸からずれて斜めになっている。そのため蒸気が噴き出すとおもりに回転力を与える。おもりの回転に伴って、おもりは揺れるので鍋の蒸気穴をふさいでいる部分も揺れて蒸気が出続ける。蒸気が出ればおもりは回転するので、火を消して蒸気の圧力が下がるまでおもりは常時回転する。
間歇回転するおもりも中心軸に対して微妙にずれて穴があいているが、そのずれ方が常時回転するおもりよりも小さい。だから最初に蒸気が噴き出すときは蒸気の勢いが強いのでおもりが回転するが、いちど蒸気が噴き出すと圧力が下がって蒸気の勢いが小さくなるとおもりの回転が止まってしまう。動画でも最初は勢いよくおもりが回転するものの、すぐに回転が弱まり、むしろ逆回転になったりしているのが分かる。回転しなくなると蒸気の圧力が下がっておもりが鍋のふたの蒸気穴をふさいだら蒸気の噴出は止まる。蒸気が出なくなるとまた鍋の内部の圧力が上がりはじめていずれ蒸気が噴き出す、という間歇動作になる。
構造の違いをWordのオートシェイプで書いてみた。おもりを真上から見た透視図である。同心円の中心部分が鍋の蒸気穴になっている。普段はおもりの重さによって鍋の蒸気穴をふさいでいる。鍋の圧力が高くなっておもりを持ち上げるまでに達すると蒸気は赤く示したおもりの穴を通って外に噴き出す。
常時回転するおもりでは蒸気の出る穴が回転する中心軸からずれて斜めになっている。そのため蒸気が噴き出すとおもりに回転力を与える。おもりの回転に伴って、おもりは揺れるので鍋の蒸気穴をふさいでいる部分も揺れて蒸気が出続ける。蒸気が出ればおもりは回転するので、火を消して蒸気の圧力が下がるまでおもりは常時回転する。
間歇回転するおもりも中心軸に対して微妙にずれて穴があいているが、そのずれ方が常時回転するおもりよりも小さい。だから最初に蒸気が噴き出すときは蒸気の勢いが強いのでおもりが回転するが、いちど蒸気が噴き出すと圧力が下がって蒸気の勢いが小さくなるとおもりの回転が止まってしまう。動画でも最初は勢いよくおもりが回転するものの、すぐに回転が弱まり、むしろ逆回転になったりしているのが分かる。回転しなくなると蒸気の圧力が下がっておもりが鍋のふたの蒸気穴をふさいだら蒸気の噴出は止まる。蒸気が出なくなるとまた鍋の内部の圧力が上がりはじめていずれ蒸気が噴き出す、という間歇動作になる。
梅干を土用干ししているのを発見した。ほかに干し場がなかったんだろうけれど、これ道路わきである。写真の右下、一段下がったところはもう歩道。しかも割と太い道路なのである。いわゆる「生活道路」のようなところなら土用干しもありそうだけど、両側に歩道があり、センターラインもある、車もよく走っている道路のわきに干してあった。
車の排気ガスとかホコリとか・・・犬猫も通るだろうし・・・。
車の排気ガスとかホコリとか・・・犬猫も通るだろうし・・・。
5月に買った圧力鍋からバージョンアップした。今度の製品も同じくパール金属製だが、「NEWシェフスターズ 3層底 圧力鍋 5.5L 8合炊 (DVD付) H-5132」という別の製品だ(写真)。
容量5.5リットル、動作圧力80kpaというのは前のと同じ。鍋の金属部分はよく似ているが、持ち手が片手鍋のような形になっている。とはいえ2つの持ち手があって両手鍋である。かなり違うのが加圧したときのおもりの回り方。以前の鍋では加圧した状態で加熱を続けるとシュルシュルとほぼ一定の速度で回り続けていたが、今度の鍋は間歇回転する。動画に撮ったので貼っておこう。
念のために書いておくと、コンロの火はつけたままである。蒸気が数秒噴き出すといったん止まり、数秒後にまた吹き出すという間歇回転する。
上から見たところ。おもりから4方向に蒸気が噴き出しているのがよくわかる。
前の圧力鍋のおもりが回る様子の動画。以前貼ったものの再掲載。
容量5.5リットル、動作圧力80kpaというのは前のと同じ。鍋の金属部分はよく似ているが、持ち手が片手鍋のような形になっている。とはいえ2つの持ち手があって両手鍋である。かなり違うのが加圧したときのおもりの回り方。以前の鍋では加圧した状態で加熱を続けるとシュルシュルとほぼ一定の速度で回り続けていたが、今度の鍋は間歇回転する。動画に撮ったので貼っておこう。
念のために書いておくと、コンロの火はつけたままである。蒸気が数秒噴き出すといったん止まり、数秒後にまた吹き出すという間歇回転する。
上から見たところ。おもりから4方向に蒸気が噴き出しているのがよくわかる。
前の圧力鍋のおもりが回る様子の動画。以前貼ったものの再掲載。
キレートレモンの表示。レモン由来のクエン酸だそうである。これがビタミンCならレモン50個分とか100個分とかドートでも書けるのだがクエン酸となればそうはいかない。そこまでクエン酸を入れたら酸っぱ過ぎて飲めなくなる。
クエン酸を通販している日光堂のWebページによるとデンプンを発酵によってクエン酸を作るのだという。そういう工業的に作ったクエン酸じゃなくて、ポッカはレモン由来のクエン酸だといいたいのかな。
キレートという命名、たぶんクエン酸がキレート化合物を作るという性質と、「綺麗」に似たことばとして使っているんだと思うが、高校の化学で習ったのは金属化合物だったと思うので長い間飲むことに抵抗があった。Wikiでキレートを調べても、すでに化学の素養がないから読んでも理解できない。
クエン酸を通販している日光堂のWebページによるとデンプンを発酵によってクエン酸を作るのだという。そういう工業的に作ったクエン酸じゃなくて、ポッカはレモン由来のクエン酸だといいたいのかな。
キレートという命名、たぶんクエン酸がキレート化合物を作るという性質と、「綺麗」に似たことばとして使っているんだと思うが、高校の化学で習ったのは金属化合物だったと思うので長い間飲むことに抵抗があった。Wikiでキレートを調べても、すでに化学の素養がないから読んでも理解できない。
冷蔵庫に常備してある刻みネギ。納豆を食べるとか、うどんを食べるとか、そのためにネギを少し刻むのは面倒なのでまとめて刻んでおく。冷蔵庫に入れておいたら3~4日はもつ。ほんのひとつまみのネギでもあるのとないのとでは大違い。まさに「ネギひとつまみの幸せ」である。
この程度で幸せをかみしめられるのは普段の食生活が貧困なのかも知れない。
この程度で幸せをかみしめられるのは普段の食生活が貧困なのかも知れない。