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365日怪獣と夏休み

怪獣兄弟に年離れたチビ。そして、怪獣つかいにして、沖縄好きの母えりりん、そして、ハイエース徘徊パパりんのお話。

スキー場お絵かきコンテストの巻

2012-12-05 17:37:54 | 今日の怪獣
怪獣弟は
マニアックなところがある。

ドラマ南極大陸を見てから
すっかり南極へ行く野望を持つようになった。

研究者や観測隊を支える仕事をしながらも
南極入りは可能だが(それも観測隊の一人)
やはり
観測船のスタッフとして南極入りしたいらしい。
まあ、いい夢ではありませんか…

船が好きだっていうのもあるかもしれない。
戦艦も大好き。
だから、そんな絵をよく描いてる。

最近は戦国時代の城から始まり
「城壁」に大変興味を持っている。
かっこいいんだそうだ。
万里の長城もたまらないらしい。
韓国でもわざわざ水原華城まで行ってきた。

城や城壁、
その場所を使ったいくさの様子などを絵に描く。

ちょっと前までは
絵を描きながら
「ぴゅううううううう。だーーーーーーん!!」なんて
本当に声を出して
完璧に世界に浸っていた。
自分の描いた絵の世界でこれだけ遊べるって
すごいね。
怪獣弟の中では、絵の中でいくさごっこが行われているのだ。
脳みそいっぱい使ってることだろう。

これは、ゲームを買い与えなかったひとつの結果だと思っている。

まあ、南極ブーム、城ブームの前には
スキー場ブームがあった。
そもそも、
1歳のころから
スキー場のリフトが大好きだった。
むしろ
スキーよりスキー場のリフトが好きだった。

リフト乗り場で、ワイヤーを動かす滑車の動きの不思議を
毎度毎度しつこくしつこく見ていた。
リフトに乗っても
しばらく後ろを振り向いたり
上ばかり眺めていた。
「ぐるぐるだー!!!」

スキー場の絵ももちろん描いていた。
リフトがものすごいたくさんあるスキー場。

そんな怪獣弟にうってつけの
お絵かきコンテスト発見!!
しかも、企画元は
いつもお世話になっている「ばんけい」じゃありませんか!!!!



楽しいじゃない?
どんな無茶なスキー場を描いても
だれも否定なぞしないだろうし
普段思っているこんなスキー場だったらなあ…という思いは十分。

まずは、企画紹介し、
怪獣弟とどんなスキー場がいいか
おバカトーク。

「ねえ、ぼくはやっぱたくさんリフトが…」
「それ、いつも通りだねえ。」
「じゃあ、雪が解けないスキー場」
「ならば、洞窟とか。洞窟ゲレンデ。」
「どこでも洞窟あるわけじゃないし…」
「トンネル!!」
「ノルディックの大会の時みたいに、なかと外をすべれるのは?」
「ああ・雪はキープできるね。でも、ワックスむずかしいべ。」
「そこは絵ってことで。」
「鍾乳洞みたいに、トンネル内ライトアップして幻想的な感じでどう?」
「リフト寒いし、高いとこいやな人もいるからさ、トンネルで、地中滑って山頂まで登れるエレベーターで一気に山頂行くのは??」
「いいねえ。採算度外視な感じたまらんねえ。」
「でも、ゲレンデの外の様子と、地中のトンネル・エレベーターはどう描けば??」
「そこは子どもの絵ってことで・・・」

で、描いた。




こまっかーい(-_-;)
これ、A4に描いてるんで
PCでご覧になっている方は
かなり拡大されている。
木の枝とか、目がしょぼしょぼする。

お店やパラスキー、色なんかはちょっと入れ知恵したが
よくまあ、描いたわ。

この日は1週間で最もハードな日。
6時間授業+陸上トレ+公文。
すべて終えた後に描き始めた。
一気に集中して描いたが
途中で
突っ伏して寝てた。しかたあるまい。




5日である今日が締め切り。
昼にばんけいに届けにいってきた。

予報と違って道はドライ。
助かったわ☆

普段はめったにいかない3階事務所へ行くと、
オープン直前のせいかスタッフがあわただしく出入りしてた。
とりあえず
近くのひとに声をかけて
絵を渡そうとすると・・・

「こちらへどうぞ・・・」

へ????団体の作品搬入じゃないんですが???

「わざわざ…ちょっとお話伺ってもいいですか??」
「あ、はい。」
「1枚だけですけど」
「かまいませんよ。」
「実は、たくさん絵が届いたんですが、我々正直何が描きたかったのかわからないものが多くて、実際にお越しいただいたときにはお話を聞かせていただいてるんです…」

あ、コンセプト相談しておいてよかった☆

トンネルゲレンデ・エレベーターリフト・パラシュートスキーの話をした。

「将来、こういった施設のデザインや設計したらいいですよね。お子さん。いいですね。設備の建設費はすごいですが、本当にこんなスキー場ほしいですよね。」
お!!好印象な雰囲気☆☆☆

「最近までスキー場を作るのが夢だったんです。この子。テイネの千尺をぼくにくれないかなあなんて言ってるんです~。」
「ああ、そうですよねえ。」
「競技スキー用のバーンにしたら、結構 お客も取れるんじゃないの?って。」
「そうそう。千尺もったいないですよ!!僕も本当にそう思うんです。」

どうやら、この方と怪獣弟は話が合いそうだ。

そして、どことなくこの絵の山が
ばんけいに似せた山であることにもに気づいてもらえた。
さすが!!!!

そして
最後に名前などを確認すると…

「ばんけいによくいらしてませんか??」
「ええ。ほぼ冬は毎日。少年団なんです!!」
「ああ・どおりで…わたし、大会名簿作ったりしてたんですが、この名前覚えてますよ。」

なんと、名前まで覚えていてくださったとは…

怪獣弟にとっては
お絵かき帳に描く絵の一枚。
描くことそのものが遊び。
だけど
こうして、一歩、家を出ると
作品としてここまで会話が展開されるんですね。
勉強になります。
図工って本当はこういう事が大事なんだよななんて
思った。

賞とかよりも
こうやって話せたことが
なんだか楽しかったなあ。
(まあ、ついでに何かプレゼントがあたると嬉しいけど)

ちなみに
「選ばれた作品の中からさらに東京の有名テーマパークの旅1組2名様ほかスポーツメーカー、スポーツショップ、ばんけいスキー場よりすてきなクリスマスプレゼントを用意します。」
なんだそうだ。

東京の有名テーマパークと書くのが興味深いわ。(笑)



コメント
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