ちょっと最近感じていることを書いておこうかな。
自分もそうなんだけれど
スポーツしているのが
へたっぴでも楽しいって
あると思うんだよね。
下手だから負けちゃって嫌いになっちゃうパターンもあるだろうけれど
(わたしの場合はゴルフとかそういう系はぜんぜんダメなんでイライラするだけ)
楽しい
楽しい
好きだあ!
を過ぎると
面白いんだけど
きつい練習をしてでも強くなりたいって思う。
走るのが好きになて行くと
気がついたら
毎日泣きたくなるほど
走っていたりする。
好きだときつい方を選ぶらしい。
そんなんで
「熱中」する時期がある。
スキーも陸上も
熱中してる時期があるから今までやってる怪獣弟。(と、わたし)
そういう時って
自己ベストをどんどん更新して
進化していくから
あたりまえだけど
ほんとうに楽しい。
普通に生きてる人生の中で
表彰台に乗ったりする場面なんて
そうそう無い。
スポーツを通して一時
成功体験を積み重ねてくんだろうね。
でも、当然停滞する時期もあるわけで
それは成長期だったり貧血だったり故障だったり
純粋に
まわりの成長だったり
いろんな環境がからみあって
自分が思うような結果が出にくくなる。
そうなるとさ
不思議と
これは自分のトレーニング不足だ!って
思うんだよ
必死にやるんだけど
なかなか自分の思うような結果やらパフォーマンスになっていかない
だって
疲れがたまっていくんだから。
こだわって
これでもかって根性入れて
がんばっても
やっぱり疲れてりゃ
ダメなんだ。
結局オーバートレーニングになれば
治る故障もなおらないし
治る貧血も治らない。
こうなっていくと
どんどん
心が擦り減っていくっていうか
消耗していく。
思春期って難しい。
小さいうちからやってるんだから
他の人より結果が出るはず!
ってがんばるんだけど
成長のタイミングが合わなけりゃ
結果もそうそうでない。
勝利至上主義から脱していけば
もっともっと
競技を楽しむ事が出来れば
消耗もオーバートレニングにも
陥らないんだろうな。
下手でも
思いっきり楽しめる時間がきっと必要だろね。
あと
よく、スキー仲間とも話すのは
「スキーって引退時が難しいね」
なかなか
スキーへの思いは成仏しないもんで
なんとなく
すがりついてしまう。
勝ち負けではなく
楽しめるスポーツなのに
思春期のうちは
なかなかそれをゆるされないようなシチュエーションが多いような気がする。
うちは情熱はあるけれど
財力には限りがあるし(スキーってめっちゃお金かかる)
スキー以外のことだって
たくさん楽しんでほしいって思ってる。
絵を描いたり
なにかつくったりするのが好きだったりする怪獣たちだからね。
でも、中学生は
楽しんでスポーツする場面が
少なすぎると思う。
部活もクラブや少年団も
勝ってなんぼ。
オトナのマラソンブームまで
またなきゃならないのか???
(逆に、オトナが真剣にスポーツをやりたい場面ではやれる場が限られ過ぎな競技も多いと思う。)
だから
消耗して、バーンアウトで終了するんじゃなくって
好きなまま
他の好きなことにも
時間を注げるって事も大事にしていきたいよなあって
最近よく思うわけ。
当然勉強だって大事だと思う。
アルペンやってるジュニアの中には
冬場は学校に行かずに
滑っている子もいる。
これを否定するわけではないけれど
我が家には、怪獣がきぼうしたとて
家に帰らずスキーばかり、学校行かずスキーばかり
(海外合宿はFISレベルだろう!)
なんてのは
もっての他なのだ。
しかし
うっかり熱中期が長かったりすると
学校いかずに海外遠征なんて事も
あるんだろうね。まして、競技結果がとんとん拍子にのびてたりすれば
なおさらだね。
そこまで
入れ込んでも
世界で勝てる選手になれるなんて選手は一握りな訳で
引退したときに
この子はどう受け入れるんだろうって.
自分の思い描く結果にならない子の方が多いってもんだろう。
いつか競技生活からは引退する日がくる。プロだってアマだって。
一番いい終わり方ができるような
そんなアスリート生活ができたらいいんじゃないかなって
思う。