いくらマスター

ルスツの朝食ビュッフェでは
いくら
ごはんにかけ放題だった。

世の中のいくら丼崇拝者の方々からすると、罰当たりな話だが、
白飯よりも
赤いつぶを多くしてしまい
思いがけなく箸の進まない人も見かけた。

まあ、どうせならたくさん食べよう
と、むきになって盛ったのが
失敗だよね。

今日の宿も
いくら食べ放題なのだが、

ルスツと違って

いくらマスター
(正式名称は知らん。)
がいた。

いくらを
ごはんの盛りに合わせて
適切な量を美しく盛り付ける担当者だ。
仏さんのごはんのような、山盛りごはんには、慎重に山頂からほろりと一度がけした後に

微調整でなんつぶか載せる。

キラキラして美しく見える黄金率があるらしい。

蝶ネクタイをして
リズミカルに
カクテルでも作るように、
いくらを盛りつけていく

いくらマスター

こんなところにも
こんな職人がいるのだなあ。

ちなみに
ごはんは、個人の好きな量を好きに茶碗に盛り付けるのだが、

そのごはんも
きちんとほぐしておかないと
かたまりを茶碗に盛るお客様もいるのだろう。

ごはんのコンディションチェックにも余念がない。

プロだ…

と、感心しつつも

「いい年した、おじさんが、なんでいくらマスターやらされてんの？」

と、思っちゃいました。

いくらを持って２０年
くらいの勢いでしたが、
いくらの企画は最近のものだしなあ。

普通のホールマネージャーくらいの仕事はしていそうなものなのになあ。

(もしくは、いくらマスターを作るくらい人が余っているなら客室の清掃をしなさいよ。)

さて、チェックアウトもすみました。

今から中山越えて
ドライブなり♪

体調いいといいな。