The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

シャーとエリック

2007年06月14日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」


「1856年にペルシャとアフガニスタンの戦いがあり、そこで「政治的暗殺」をしてシャーのお気に入りになったとすると」



と昨日書いたのですが、原作にあるような「ペルシャの交戦国アフガニスタン首長に対する政治的暗殺」と言うのはどんな状況かちょっと想像ができません。


「交戦国」とあったので戦争中の暗殺かな?と考えて1833年か1856年の戦いと考えました。他の時期にはアフガニスタンとペルシャは別に戦争してないですから。
エリックの生きていた時期を考えると1856年なのではないかな・・・と。

当時のペルシャ皇帝のナーセル・アッディーン・シャーはロシアの後押しがあって帝位に着いたのです。恩人であるニコライ一世が死んだのが1855年なのでそのせいか、ロシアがクリミア戦争中でペルシャの東方問題にまで頭の回らないせいか、理由は分りませんが突然アフガニスタンに進軍。
アフガニスタンと戦い勝っちゃったりします。すぐさまインドを支配していた英国が逆襲するのですが・・・。
そして一段と植民地化が進んでしまうのでした。


しかし、しょっちゅう暗殺や拷問に明け暮れ、民衆は搾取されていて何かの拍子に反乱でも起こるんじゃないのかなぁ~、と思うのですが・・・。


でも、大丈夫なのさ!!大規模な民衆の蜂起の際はロシア軍と英国軍が来てくれる約束なんだって!何としてもナーセル・アッディーン・シャーに傀儡っててほしいんだねっ。ペルシャは露英のおいしい半植民地かつ、緩衝地帯なのですから大事なんだよねっ。(憤)
誰も民衆や国としてのペルシャを考えてないのが悲しいです。考えていた人を暗殺しちゃってるしね。(憤)



エリックの時代、つまりカージャール朝は酷い時代なので、「300」を見てペルシャも強い時代があったんだなぁ、と感慨深いものがあります。





こんなふうに調べるのも二次創作のためなんですが、肝心要が書き終わらないという
戦争場面とかペルシャでの処刑の場面は書けたのに、まだまだ穴だらけなのです。ふぅ・・・。
調べる事も多すぎるし。

ま、ここは一応イラストサイトなのでいいかな、と。











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