The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

ギャビオン理事

2007年05月10日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」


ルルーとフォール元予審判事を引き合わせたのはギャビオン理事なのではないかな・・・と思っています。

p12 角川でルルーが感謝を捧げているからです。
「メルシエ元理事」と言う名前も見えますが「元」ですから、現職の理事らしいギャビオン理事だと思うのです。

とてもこの調査に協力的な人物のようです。

「オペラ座の理事にもその証拠をじかに手で触ってもらった。」(証拠=遺骨)
その理事の中にギャビオン理事も当然いたと思われます。


そしてその遺骨をオペラ座の記録保管所に安置するのを許可したのもこの理事のおかげもあったかも・・・と妄想するのは楽しい事です。


共同墓地なんてあまりにも悲しいじゃないですか?


タイムカプセル、そして遺体の発見された場所は小さな泉のそば、怪人が初めて、そして最後にクリスティーヌを腕に抱いた場所でした。
そしてそこにはもうおいておけないのだとしたら、オペラ座の歴史を封印した場所に置かれるのが相応しいかと思います。

エリック自身、オペラ座が聖域であり、要塞であり、墓標と思っていたようにも思います。


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