The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

チャリティーコンサート

2007年10月01日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」
1879年3月にティサ川(ユーゴスラビア、ハンガリーを流れる川)の氾濫によって被害を受けたセゲト(ハンガリー下部の大都市)の復興支援目的に、マスネがスツァバディの作品を編曲し、1879年6月7日に、パリ、オペラ座におけるチャリティコンサートで演奏しました。


1879年3月21日のオルガ宛の書簡で、リストはセゲトの水害のことに触れています。
リストの書簡から、数千人もの人が亡くなったことが分かります。セゲト支援のための、運動や基金がいたるところで行われたことが書かれています。




リストは6月のチャリティコンサートには出席していませんが、この書簡を読むと“3月26日の次の水曜日、セゲトの人たちのためのチャリティコンサートに私の老いた10本の指を捧げたい”という記述が見えます。


支配人の歓送迎会は1月10日で仮面舞踏会が2月26日です。


クリスティーヌのスケジュールを支配していたためか、クリスティーヌ自身の意思によるものかは分りませんが、チャリティーコンサートをクリスティーヌは断わっています。


p79
「・・・クリスティーヌは前から約束をしていたチャリティーコンサートもキャンセルしてしまった」

とあります。


1879年の出来事ならリストも出席した「3月26日の次の水曜日」「1879年6月7日」のチャリティーコンサートだったかもしれませんね。



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