エリックがいた時代の皇帝、アレクサンドル二世とロシア貴族。
ニコライ一世の可能性もありますが、アレクサンドル二世の治世の時の方が文化芸術が盛んだったと言う事でなんとなくアレクサンドル二世に・・・。
貴族は自分の劇場を持っているものも多かったようです。
また定期市のいわいる「テント」と言われる設備も桟敷席があったりするような大規模な物も多かったようです。
「マリインスキー劇場」のような国立の歌劇場だけでなく民間レベルでもオペラなども上演さ、フランス、イタリアなどの文化に対する吸収力はあったようです。
サーカスなども移動式のものから、定着常設のものに移行しつつある時代だったようです。また、海外の大規模サーカス団もロシアに訪れていたようです。
そういう中でサマルカンドやマザンダラーンまでエリックの名声が及ぶと言うのは凄いことです。
参考 「ロシアの縁日」 A・F・ネクルィローヴァ 平凡社
「帝政ロシアの農奴劇場」 矢沢栄一 新読書社