パリ、ヴォージュ広場にあるヴィクトル・ユゴーの家。
以前訪ねたことがあります。ただ資料館になっていると知らず、家の前に行っただけ。娘が「レ・ミゼラブル」のアンジョルラスにはまりまくっているので、また一緒に行ってみたいです。以前子供を連れて行った時は小さくてユゴーを知らず「有名な作家さんだから表札の前で写真だけでも撮ろうね」と説得して、やっと写真だけ撮った思い出があります。
内部は中華風の部屋があったり、小さな仏像が飾られていたりしているようで、ぜひ見てみたいです。
Je donne cinquante mille francs aux pauvres, je désire être porté au cimetière dans leur corbillard, je refuse l'oraison de toutes les Eglises, je demande une prière à toutes les âmes, je crois en Dieu
「私は五万フランを貧しい人たちに遺贈します。私は彼らの霊柩車によって墓所へ運ばれることを望みます。私はどんな教会の祈祷も拒絶しますが、私は全ての魂への祈りをお願いします。私は神を信じます」
ユゴーの遺言です。
「全ての魂」というからには、富める者も貧しいい者も罪人も異教徒も、ユダヤ人もすべて、という事なのでしょう。ユゴーは輪廻を信じていましたし、最終的には全人類が救われる、という宗教観を持っていました。輪廻の中で苦しむ人類を憐れむ絶対者のイメージも持っていました。
そういう心の大きさには惹かれます。
それに「テーブル・ターニング」(こっくりさん)でキリストを含む様々な過去の偉人と語り合いつつ(多分フランス語で)、その相手の口調が微妙にユゴーっぽかったり、テーブルの宗教は宗教界の「1789年!(フランス革命)」とか語っていて、なんだか面白いおじさまだな、と微笑ましく思っています。
をCD付きで買ってみました。娘に買ってやったので、持って行かれてしまうかもしれません。
他こんな本も。「フランス<心霊科学>考}というのはユゴーというより「オペラ座の怪人」のために買った本。