誕生日

９月９日は長女の９歳の誕生日でした。

平成９年９月９日、
「スリーナインだね」と助産婦さんに言われたことを思い出します。
陣痛室でうなること４８時間近く、
「ほんとにスリーナインってお産でしたね」と。

今年、またスリーナインだわ、と思いながら
お祝いをしました。

９月９日は重陽の節句といわれています。
長寿健康を祈願する日、
年老いたおばからは毎年、たくさん姪や甥がいるにもかかわらず
忘れることなくお祝いが届きます。
ご自身とおじの健康を祈りつつという願いのこもったカードが添えられています。

今年はパパ抜きですが
三人でお祝いをしながら、その後、日中は雨などで見えなかったお月様を
みながら、また祝いました。
満月にむけて、徐々に膨らんでいく月をみることは
幸せが満ちていくようで好きです。

来月の中秋の名月は、引越し直前、ドタバタしてるとは思いますが
また月をめでたいと思います。

誕生日の話が吹き飛んでしまいましたが、
毎年ずっと言い続けていたニンテンドウＤＳを今年は用意しました。
でも、やはりゲームを渡すことには抵抗があるのです。
結局買ったことも伝えず
渡さずにいます。
クリスマスにとっておこうかな、いや渡米直前に渡そうかな。
大好きなパパから渡してもらおうかな、まだそんなことを思っています。

ＤＳは買えないけれど、必要なもので欲しい物を選ぼう、と
言い続けてきました。
今年はその意味が親風によく理解できたようです。
新しい靴と新しい長靴と日本語の物語の小学校高学年用のちょっと難しいものも
数冊ほしいといいました。

誕生日に一緒に紀伊国屋へ行きました。
２時間近くいたかもしれません。
納得いくまで選んで２冊持ってきました。
お供の二女も２冊もっていましたが

長靴と靴は、アメリカの方がかわいいものがあるだろうということになり
渡米の楽しみにとっておくことになりました。

この一年ですごく成長したように感じました。
我慢する、必要なものを見極める、
いいものを選ぶ、とても大切なことだと思うからです。

心の成長を感じた今年の誕生日、
パパ不在で、ちょっと寂しかったけれど、いいお祝いが出来たかな、と思います。